久しぶり ページ34
実彩子side
休日隆弘と車でドライブ中Aの話になって、連絡してないけど会いに行こうという話になった。
久しぶりに会いたくなったの。
そして今Aの部屋の前。
連絡もなしに来たから驚くかな？
インターフォンを鳴らすと、小さな足音が聞こえてきてドアが開く。
あ「はーい、…実彩子？！それに西島くん。
どうしたの突然。」
初め驚いた顔をしたけど、すぐに笑顔になったA。
実「会いたくなって来ちゃった。
久しぶり、元気にしてた？」
西「久しぶり。」
あ「うん、元気だよ。
2人も元気そうでよかった。
入って？」
快く招き入れてくれたA。
中に入ると、相変わらず綺麗に整頓されてる部屋。
室内には音楽が掛かっていた。
あ「お茶入れるね。」
実「Aこれ、途中で買ってきたの。」
手土産のスイーツを手渡した。
あ「わーありがと！嬉しい。」
そう言い微笑むAは相変わらず可愛らしい。
しばらくしてトレイを持ったAが戻ってくる。
あ「もー来るなら連絡くれればよかったの
に。」
実「隆弘とドライブしてたら急に会いたくなっ
ちゃったの。」
それもあるけど、本当はAの事が気になって。
Aが引っ越してから何度かメッセージのやり取りはしていたけど、やっぱり顔を見て話がしたかった。
実「仕事はどう？うまくいってる？」
あ「うん、なんとかやってるよ。
毎日いい刺激受けてる。
学ぶことも多くて、やっぱり私はまだまだ
だなって打ちのめされてるよ(笑)」
実「そうなんだ。AはAらしくや
っていけばいいと思うな、私は。」
私はAの温かくなるようなデザインが大好きだもん。
西「いつごろ戻ってこれそうなの？」
あ「んー、まだもう少しかかるかな。」
実「Aがこっちに来てもうすぐ1年が経つ
ね。みんな寂しがってるよ？
もちろん私と隆弘も。」
あ「ふふ、ありがと。私もだよ。」
西「…與から、連絡はまだない？」
実は私もそれ聞きたかったの。
隆弘にも何も連絡ないみたいだし…。
Aはマグカップを両手で包み、少し哀しそうな顔で微笑んで首を横に振った。
あ「…何もないよ。
私何度かメッセージ送ろうと打つんだけ
ど、いつも肝心なところで送れないんだよ
ね。
もう私の事なんて忘れちゃたのかな…。」
哀しそうに微笑むAに心が痛んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 439人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりぃ(プロフ) - Lena.さん» Lena.さんコメントありがとうございます。回想長いですよね、ごめんなさい。作者ページでもお話しさせて頂きましたが回想がメインになってくると思います…。進展お待たせしてしまいますが、もう少しお付き合い頂ければと思います(TдT)申し訳ないです(T_T) (2017年12月11日 23時) (
レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
Lena.(プロフ) - 回想が長くてムズムズします！早く進展がみたいです...！！ (2017年12月11日 22時) (レス) id: 0b090966b2 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - 真実さん» 真実さん、いつもありがとうございます(^_^)私自身ここまで続けられると思っていませんでした。本当にコメントに励まされています（涙）今まで以上に書く時間がかかるとは思いますが、気長に待って頂けると嬉しいです。これからもよろしくお願いしますね(^_^) (2017年11月26日 19時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - ついに6章まできましたね！！ こんなに長くお話を書き続けられるの、すごく尊敬します！ 6章も更新楽しみにしてます(^-^) (2017年11月26日 19時) (レス) id: 77640d9d62 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まりぃ
| 作成日時：2017年11月26日 19時
