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西島side
真「ゆいの言うこと、もっとちゃんとっ！」
悔しそうに声を震わせて言う與。
もし本当にゆいちゃんが、Aちゃんの身に起こることがわかっていたとしても…。
これから起こることを伝えられただろうか？
いや、無理だろう。
まだゆいちゃんは3歳だ。
そんな小さな子が、伝えられるわけない。
しかも漠然としか感じていなかったとしたなら尚更のこと。
それに起こってしまったことを、あとからこうしてれば、ああしてれば、と言ったところで
なんの意味も持たない。
きっとそれは與も頭ではわかってるはず。
なら、與がこれからしなきゃいけないことは、
できることは1つだけ。
西「與、気持ちはわかるよ。
でもさ、お前が今しなきゃいけない事は
後悔じゃないだろ？」
ゆいちゃんは、Aちゃんが倒れた時そばにずっといたんだよな。
きっと、怖かっただろうな。
そして今も、実彩子がそばにいたとしても
不安で仕方ないはず。
西「ゆいちゃん、きっと俺達が想像してるよりも
ずっと怖かっただろうな。
きっと今もさ、不安で不安で
仕方ないと思う」
真「ん、」
西「お前がそんな不安そうな顔してたら
ゆいちゃん、どう思う？」
真「……、」
西「今お前がしなきゃいけないことは
ゆいちゃんを安心させてあげることじゃない
の？」
それは他の誰でもない、父親である與にしかできないこと。
真「…そうよな。ゆい、怖かったよな…。
俺が、こんな顔しとったらあかんよな」
西「ん、」
なんて口では偉そうな事を言ってしまった俺だけど。
俺だって、怖いよ。
怖くて怖くて、仕方ないんだよ。
出逢ってからずっと一緒に過ごしてきたAちゃんが、もしかしたら…なんて。
そんなの、考えたくない。
信じたくない。
でもそれは俺だけじゃなくて、実彩子も
他のみんなもきっと同じ気持ちだろう。
Aちゃん、俺はやだよ。
ずっと與の隣にいてよ。
ゆいちゃんと、與にそっくりな男の子と
與と4人でいつまでも、幸せそうに笑っててよ。
俺は與の面倒なんかぜってぇみないからな！
與の面倒みれるの、Aちゃんしかいないんだからさ…。
そんな気持ちを胸に秘めたまま
俺はハンドルを固く握りしめて、強くアクセルを踏み込んだ。
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まりぃ(プロフ) - RUI1117さん» 最後までお付き合い下さり本当にありがとうございました。最終章は私も書きながら胸が痛かったです笑ですが応援して下さり方が支えとなり完結まで書き切ることができました、本当にありがとうございました。また戻ってきますので今後ともよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - 真央さん» 最後までお付き合い下さり本当にありがとうございました。あたたかいお言葉に涙が出る思いです。何度も挫けそうになりましたが待ってて下さる方がいるのが支えになり完結まで書き切ることができました。本当にありがとうございます。今後もよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - みかもんさん» あたたかいお言葉本当にありがとうございます。そんなふうに言って頂けるなんて涙が出る思いです。拙い私のお話を好きになってくれて本当にありがとうございました。この先も自分らしく言葉を紡いでいけるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - Takatakaさん» 嬉しいお言葉本当にありがとうございます、涙が出る思いです。長い物語見届けて頂きありがとうございました。いつになるかわかりませんがまた戻ってきますので今後ともよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» いつもあたたかいお言葉をかけて下さりありがとうございました。挫けそうな時いつも思い出していました。そのお言葉を支えに完結まで書き切ることができました、本当にありがとうございました。また戻ってきますので今後ともよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2019年12月3日 16時
