幸せ ページ28
あなたside
そっとキスをすると目を見開いた真司郎は、片手で顔を覆い、はぁ、と溜息をついた。
真「Aちゃん？ここ、どこかわかっとる？」
あ「ん？」
真「ここ、外なんやけど」
あ「だって…、したかったんだもん、」
正直に言えば、意地悪い笑みを浮かべた真司郎は
真「ほんま、大胆になったもんやなぁ」
と言ってくる。
だって、真司郎の事がほんとに大好きだなって
思ったら、我慢できなかったんだもん…。
でも今までの私を知ってる真司郎に、そう言われてしまっても仕方ないか、と少しだけ反省していると。
真「A、さっきの、もっかい言って？」
と言われて。
あ「真司郎、大好き？」
これかな、と言葉にすると
真「俺は、愛してる、」
そう言って、今度は真司郎が私の唇に触れるだけのキスをした。
そのことに、一瞬で顔に熱が集まってきてしまい、目を瞬かせていると
真「はは、A、顔まっかっか笑」
からかうように言いながら、私のほっぺたをツンツンと突いた真司郎は、嬉しそうな笑みを浮かべた。
あ「もうっ！」
なんだか恥ずかしくなって軽く真司郎の肩を叩けば、すぐ近くから“クスクス”と聞こえる笑い声。
その声に振り向くと、いつの間に戻ってきていたのか、ゆいとだいちゃんが目の前にいて。
「パパとママ、チュッチュしてラブラブー！」
「ブー！」
2人して口元を手で覆いながら、そう言われてしまって、真司郎と顔を見合わせ苦笑いしたあと。
真「そうやで。
パパはママのこと、世界で一番愛してるから
な。
でもゆいと大樹のこともめっちゃ愛してる
から、2人にもチューしたろ！」
2人を抱き寄せた真司郎は、2人のほっぺたに何度も、何度もキスをする。
それがくすぐったいのか、身を捩りながらも
嬉しそうに無邪気に笑うゆいとだいちゃん。
その幸せそうな笑顔に、自然と笑みが溢れる私。
もしも。
もしも、今誰かに幸せかどうか、聞かれることがあったなら。
私は胸を張って、こう答えるだろう。
世界中の誰よりも、幸せだと。
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まりぃ(プロフ) - RUI1117さん» 最後までお付き合い下さり本当にありがとうございました。最終章は私も書きながら胸が痛かったです笑ですが応援して下さり方が支えとなり完結まで書き切ることができました、本当にありがとうございました。また戻ってきますので今後ともよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - 真央さん» 最後までお付き合い下さり本当にありがとうございました。あたたかいお言葉に涙が出る思いです。何度も挫けそうになりましたが待ってて下さる方がいるのが支えになり完結まで書き切ることができました。本当にありがとうございます。今後もよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - みかもんさん» あたたかいお言葉本当にありがとうございます。そんなふうに言って頂けるなんて涙が出る思いです。拙い私のお話を好きになってくれて本当にありがとうございました。この先も自分らしく言葉を紡いでいけるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - Takatakaさん» 嬉しいお言葉本当にありがとうございます、涙が出る思いです。長い物語見届けて頂きありがとうございました。いつになるかわかりませんがまた戻ってきますので今後ともよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» いつもあたたかいお言葉をかけて下さりありがとうございました。挫けそうな時いつも思い出していました。そのお言葉を支えに完結まで書き切ることができました、本当にありがとうございました。また戻ってきますので今後ともよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2019年12月3日 16時
