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真司郎side
俺の腕の中で泣き疲れて寝てしまったゆいを、
花音さんが用意してくれた簡易ベッドに
寝かせると、涙で濡れた頰を拭い、小さな頭を
優しく撫でる。
＿＿＿あのあと。
末吉さんと美里さんの協力と、先生方の懸命な治療のおかげもあって、なんとか手術が終わり、
一命をとりとめたA。
だけど、多量の出血とショック状態が長かったのもあってか、
まだ余談を許さない状態が続いている。
Aの腕に繋がれたたくさんの点滴と機械。
そのなんとも痛々しい姿に胸がズキン、と痛む。
ゆいを寝かせたあと、俺はベッド脇の椅子に腰を下ろすと、Aの手を両手で包み込んだ。
真「A赤ちゃん産まれたで、男の子。
少し早かったからゆいの時よりも小さくてな
今NICU?てとこにおるんやけど、先生が何も
問題はないって言うてた。
だから安心してや。
さっきゆいと少しだけ見に行ってんけど、
元気に手足動かしてたわ」
真「A、俺に似てたらええなって
言ってたやん？
それがさー、俺の小さい頃にそっくりやって
ん。
もうほんまそっくり。
ゆいもな、お鼻がパパにそっくりだね！
なんて言うてたわ」
真「Aのことやから、めっちゃ甘やかすやろなー。
ま、それは俺もやけど。
でもたまには俺にもかまってよ？
じゃないと俺拗ねるで、ほんまに」
真「名前、どうする？
何個か候補あげてたよな。
どれがええかなー」
真「あとでゆいと一緒に赤ちゃんに会いに行こう
な」
沈黙するのが嫌で、ただひたすら1人で喋り続けてきたけど。
いくら話しかけても何も返ってこない返事。
聞こえてくるのは、無機質な機械音だけ。
Aならきっと
【赤ちゃん、可愛いね】
【ほんと、真司郎にそっくり】
【真司郎何言ってんの？バカなの？】
なんて少し呆れながら、それでも嬉しそうに笑いながら言ってくれるはずなのに…。
Aと話したいのに、声が聞きたいのに
今ここに響くのは俺の声だけ。
そのことが虚しくて、寂しくて、胸が押しつぶされそうになる。
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まりぃ(プロフ) - RUI1117さん» 最後までお付き合い下さり本当にありがとうございました。最終章は私も書きながら胸が痛かったです笑ですが応援して下さり方が支えとなり完結まで書き切ることができました、本当にありがとうございました。また戻ってきますので今後ともよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - 真央さん» 最後までお付き合い下さり本当にありがとうございました。あたたかいお言葉に涙が出る思いです。何度も挫けそうになりましたが待ってて下さる方がいるのが支えになり完結まで書き切ることができました。本当にありがとうございます。今後もよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - みかもんさん» あたたかいお言葉本当にありがとうございます。そんなふうに言って頂けるなんて涙が出る思いです。拙い私のお話を好きになってくれて本当にありがとうございました。この先も自分らしく言葉を紡いでいけるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - Takatakaさん» 嬉しいお言葉本当にありがとうございます、涙が出る思いです。長い物語見届けて頂きありがとうございました。いつになるかわかりませんがまた戻ってきますので今後ともよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» いつもあたたかいお言葉をかけて下さりありがとうございました。挫けそうな時いつも思い出していました。そのお言葉を支えに完結まで書き切ることができました、本当にありがとうございました。また戻ってきますので今後ともよろしくお願い致します(^_^) (2020年1月3日 13時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2019年12月3日 16時
