胸が痛む ページ34
あなたside
真「友達が離婚…、それで元気なかったんか、」
あ「うん…」
事の経緯を真司郎に全て話した。
真「なぁ、聞いてもいい？」
あ「ん？」
真「離婚の原因って、なんやったん、」
それもメッセージで全部入ってきていたから私は枕元のスマホを取ると、メッセージ画面を出して真司郎に差し出した。
真「…見てもええん、」
あ「うん、」
私が口で説明するよりもその方がいいと判断してのこと。
彼女は2年程前に旦那さんの仕事の都合で地方へと転勤になり、そこでの出来事で旦那さんの【浮気】が原因らしい。
全てはそこから様子がおかしくなっていったとメッセージにあった。
初めは何も変わった事はなかったけれどしばらくしてから残業で帰ってくるのが遅くなり、転勤になったばかりだから忙しいんだろうな、と思っていたらしいけど。
その内に休日出勤も増え、次第に彼女への態度が冷たいものへと変わっていったこと。
肌見放さずスマホを持ち歩くようになった事に不信感が募り、ある時に彼女は旦那さんのスマホを内緒で見てしまったらしい。
そこには会社の後輩とのメッセージが並んでいて、残業も休日出勤も全て嘘で、その子と浮気しているのがわかり…離婚することになったとあった。
メッセージには【もう心の整理もついてるし平気だから】とはあったものの。
誰にも話せず一人でたくさん悩んで、苦しんで、追い詰められていたんじゃないだろうかと思ったら、ひどく心が痛んだ。
それが無意識のうちに溜め息となって零れてしまっていたんだろう。
無意識だったとしても、私の様子がおかしい事にすぐに気付いてくれた真司郎に心配をかけてしまって申し訳ない気持ちになる。
それと同時に。
怖くもなった。
あれだけ仲睦まじくしていたのに、永遠の愛を誓いあっていたのに、人の気持ちというのはいとも簡単に変わってしまうのかというのをまざまざと痛感させられて…。
今のところ友達の言うような事は私達には何も起こっていない。
今日も仕事から真っ直ぐ帰ってきてくれて、毎日言葉でも態度でも私への愛情を示してくれている真司郎。
スマホも机に置きっぱなしにしている事がほとんどだし、それは私も同じ。
中を見られてもやましいことはなにもない。
だから今も真司郎へ手渡した。
それでもなんとも言い様のない不安が襲い掛かってきて、私はたまらず隣の真司郎にぎゅっと抱きついた。
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まりぃ(プロフ) - K- Kさん» いつもありがとうございます！そのお言葉が何よりも嬉しいです(TдT)次の章では幸せなお話を書いていけたらと思ってますので、これからもよろしくお願い致します(*^_^*) (2019年3月12日 12時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
K- K - 本当にこの作品大好きです！これからも二人がずっと幸せでいてほしいですね。これからも応援してます！楽しみにしてます！ (2019年3月9日 10時) (レス) id: 7746b24c2c (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - 全然楽しんでストーリー読んでいるのでまりぃさん気にしないでくださいよ！新しい章のストーリーがどんな始まりだか今からどんなのかまだ私には想像つきません！ (2019年3月9日 3時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - K- Kさん» 身を持ってヒロインさんを守る姿っていいですよね(*^_^*)少しでも楽しんで頂けてたら幸いです(*^_^*) (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - めぐさん» 醜い嫉妬に突き動かされる姿が書きたくてこういうお話になりました。ここまでずっと優しくて人思いだったヒロインさんが見せた初めての姿いかがだったでしょうか…。楽しんで頂けてたら幸いです。 (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2019年1月15日 16時
