休日 ページ24
あなたside
ある日の休日。
あ「真司郎、ゆっくり休んでていいんだよ?」
お風呂掃除が終わってリビングに戻ってきた真司郎に声をかける。
前は私も仕事をしていたから休日になるとお互いに分担して掃除、洗濯などの家事をしていた。
今は仕事を辞めて私が専業主婦になったにも関わらず、真司郎は前と変わらずにお休みの日は家事を手伝ってくれる。
主に真司郎はお風呂掃除と部屋の掃除。
私としてはせっかくのお休みなんだし、以前と違って毎日車通勤だから少しでも体を休めてほしい、なんて思っているんだけれど…。
真「Aが動いてんのに、俺だけ休んでられへん。
それに2人でやったほうが早く終わるし、ゆっくりできるやろ?」
と言って、手伝ってくれるのだ。
真「あと何したらいい?」
あ「んー、じゃあお布団干したいしシーツ
洗っちゃいたいから、手伝ってくれる?」
真「おん、ええよ。」
2階に上がると部屋の窓を全開にして空気の入れ替えをする。
今日は冬の晴れ間、今年は暖冬と言われているだけあって日差しは暖かい。
シーツを剥ぎ取ると布団を抱えて真司郎はベランダに、私はボックスシーツを取り替えた。
真「今日いい天気やな。
昼からどっか出掛ける?」
こんなふうに誘ってくれるところも変わらず優しい真司郎。
あ「じゃあ、商店街にお買い物行っていいか
な?」
真「商店街って、駅に向かうとこの?
そこでええの?」
あ「うん、少しは歩かなきゃいけないし。」
仕事を辞めてからすっかり運動不足になってしまった私は、毎日できるだけ歩くようにしていて買い物は商店街に行くことにしている。
1人で行ったり、美里さん輝くんと近くの公園に寄り道をしたりしながら。
あ「そういえば真司郎、あそこの商店街にゆっく
り行ったことってないよね?」
真「毎日車やからなぁ。
こないだ病院から帰ってくる時に通ったくら
いなもん?」
実彩子の出産の時に迎えに来てくれて、その時に歩いたっきりか。
その時はあんまりお店も開いていなかったんだよねたしか。
あ「あそこの商店街、昔ながらの感じで色んな
お店があるし、楽しいんだよ。」
真「そうなんや、なら昼食べたら行ってみよ。」
こうしてお昼から商店街に買い物へ行くことが決まった。
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まりぃ(プロフ) - K- Kさん» いつもありがとうございます!そのお言葉が何よりも嬉しいです(TдT)次の章では幸せなお話を書いていけたらと思ってますので、これからもよろしくお願い致します(*^_^*) (2019年3月12日 12時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
K- K - 本当にこの作品大好きです!これからも二人がずっと幸せでいてほしいですね。これからも応援してます!楽しみにしてます! (2019年3月9日 10時) (レス) id: 7746b24c2c (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - 全然楽しんでストーリー読んでいるのでまりぃさん気にしないでくださいよ!新しい章のストーリーがどんな始まりだか今からどんなのかまだ私には想像つきません! (2019年3月9日 3時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - K- Kさん» 身を持ってヒロインさんを守る姿っていいですよね(*^_^*)少しでも楽しんで頂けてたら幸いです(*^_^*) (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - めぐさん» 醜い嫉妬に突き動かされる姿が書きたくてこういうお話になりました。ここまでずっと優しくて人思いだったヒロインさんが見せた初めての姿いかがだったでしょうか…。楽しんで頂けてたら幸いです。 (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりぃ | 作成日時:2019年1月15日 16時