きっと大丈夫…。 ページ40
あなたside
真「俺嫌いなもん、もう1つあるわ。」
あ「なぁに？」
真「Aを傷付けるやつ。
男だろうが女だろうが許さん。」
あ「許さないって、どうするの？」
真「そんなもん、ひねり潰す。」
ひねり潰すって、一体何するつもりなんだろう…。
あれこれ頭の中で怖い想像をしていたら
真「もしAを傷付けるやつがおったら、
俺が全力で守るからな。」
と、真剣な顔をして真司郎は言ってくれた。
それを言うなら。
あ「私だって、真司郎を傷付ける人は許さない
よ。」
真「Aやったら、どうするん？」
あ「んー…、不幸になるように念じる、とか？」
許さないっていっても何も浮かばなかった私は、そんなあるかどうかもわからないモノを答えてしまった。
それを聞いた真司郎は、大きな口を開けて笑いだし
真「A、念じるってどんなんやねん笑
でもAのそれ、めっちゃ効きそう笑」
あ「もー笑いすぎ！」
なんて言いつつも、なんともおバカな答えと爆笑する真司郎につられて私も笑ってしまう。
その時にふと思った。
あ「真司郎、さっき話してくれた裏切った人…
これから先会うこととか、ある？
例えば同窓会とか…。」
真「あーそれはない。
元々大学違うし、俺の知り合いも誰とも
繋がってへんから一生会うことはないで。」
それを聞いてどこか安心した私は。
あ「真司郎、私も何かあれば守ってあげるからね。」
そう言って抱きしめ真司郎の額に唇を寄せると、熱のこもり始めた瞳にじっと見つめられて胸がドキン、と音を立てる。
真「A、さっきから思っててんけどそれ
俺の事誘ってるって思っていい？
てか、俺もうその気になってるんやけど。」
あ「え、？そんなつもりじゃ…///」
真「無理、もうその気になった。」
唇が重なるのと同時に、そのままベッドの海に2人で沈みこむ。
＿＿＿全身に真司郎の愛を感じながら。
真司郎がいってくれたみたいに私だってそんな人と二度と会ってほしくない。
でも、真司郎は【一生会うことはない】って言っていたし。
真司郎を裏切った人がどんな人で、どんな顔をしているのかもちろん知らないし、きっと私も会うことはこの先ない。
胸の奥底にある、今まで感じた事のない感情もきっと気のせい。
それにそんな人の事気にする必要なんかどこにもない。
きっと、大丈夫。
この時は、そう思っていた…＿＿＿。
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まりぃ(プロフ) - K- Kさん» いつもありがとうございます！そのお言葉が何よりも嬉しいです(TдT)次の章では幸せなお話を書いていけたらと思ってますので、これからもよろしくお願い致します(*^_^*) (2019年3月12日 12時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
K- K - 本当にこの作品大好きです！これからも二人がずっと幸せでいてほしいですね。これからも応援してます！楽しみにしてます！ (2019年3月9日 10時) (レス) id: 7746b24c2c (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - 全然楽しんでストーリー読んでいるのでまりぃさん気にしないでくださいよ！新しい章のストーリーがどんな始まりだか今からどんなのかまだ私には想像つきません！ (2019年3月9日 3時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - K- Kさん» 身を持ってヒロインさんを守る姿っていいですよね(*^_^*)少しでも楽しんで頂けてたら幸いです(*^_^*) (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - めぐさん» 醜い嫉妬に突き動かされる姿が書きたくてこういうお話になりました。ここまでずっと優しくて人思いだったヒロインさんが見せた初めての姿いかがだったでしょうか…。楽しんで頂けてたら幸いです。 (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2019年1月15日 16時
