図星 ページ12
真司郎side
真「はよ上着ろや西島!」
西「そんな怒んなくてもいいじゃん。」
真「Aが
西「なんだよそれ!」
真「うっさい、はよ着ろ!」
近付いて来ないように牽制しながら、腕の中でまだ固まってるAを抱きしめる。
西「わかったようるせえな。」
手に持っていた上着をモソモソと着終わった西島は続ける。
西「ほんっとAちゃんウブだよな。
少し裸見ただけで真っ赤になっちゃって笑」
俺の裸しか知らんねんから赤くなって当然やろ。
他のヤローの裸見慣れてたらそれはそれで大問題やわ。
それにこの赤くなるとこがAのいいとこなのにわかってへんなぁ。
ま、それは俺だけがわかってればいいんやけど。
すると西島の1言で話は思わぬ方向に。
西「少しくらい男の裸に免疫つけといたほうがい
いんじゃねえの?」
真「はぁ?免疫ってなんやねん、」
西「だってさ、海とかプール行ったら他の裸の男
なんてそのへんウロウロしてんじゃん。」
真「…海?…プール?」
西「何お前、Aちゃん連れてったことねえ
の?!」
真「……ない。」
そういや今まで一度も行ってへんやん。
海に行っても足つけたり眺めてただけやったことに今更ながら気づく。
そう答えた俺に目を見開いて驚いた顔をした西島は。
西「まじかよ…お前この先も連れてってあげねえつ
もりなわけ?」
真「いや、それは……。」
西「Aちゃん行きたいよね?
海とかプール。」
あ「…行きたい、かも。」
問いかけに腕の中から小さく返答した。
真「え、そうなん?!」
初耳やねんけど…なんで言ってくれなかったん。
西「ほらみろ。それにお前、Aちゃんの水着姿見たくないわけ?」
Aの、水着姿…?
それを聞いて俺の頭の中に色んな映像が浮かんできて、思わず口元が緩んでしまう。
西「きっとすげー可愛いだろうな。」
目線を上に上げて何やら考え込むような西島にはっとする。
真「西島想像すんな。今すぐ頭ん中のA消せ。」
想像できひんように、さらにぎゅっとAを強く抱きしめながら言うと
西「お前こそ今頭ん中でAちゃんの水着姿
想像してただろ、顔緩んでたっつーの笑」
にやりと右の口角を上げて言われ、図星をつかれてしまった。
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まりぃ(プロフ) - K- Kさん» いつもありがとうございます!そのお言葉が何よりも嬉しいです(TдT)次の章では幸せなお話を書いていけたらと思ってますので、これからもよろしくお願い致します(*^_^*) (2019年3月12日 12時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
K- K - 本当にこの作品大好きです!これからも二人がずっと幸せでいてほしいですね。これからも応援してます!楽しみにしてます! (2019年3月9日 10時) (レス) id: 7746b24c2c (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - 全然楽しんでストーリー読んでいるのでまりぃさん気にしないでくださいよ!新しい章のストーリーがどんな始まりだか今からどんなのかまだ私には想像つきません! (2019年3月9日 3時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - K- Kさん» 身を持ってヒロインさんを守る姿っていいですよね(*^_^*)少しでも楽しんで頂けてたら幸いです(*^_^*) (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - めぐさん» 醜い嫉妬に突き動かされる姿が書きたくてこういうお話になりました。ここまでずっと優しくて人思いだったヒロインさんが見せた初めての姿いかがだったでしょうか…。楽しんで頂けてたら幸いです。 (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりぃ | 作成日時:2019年1月15日 16時