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真司郎side
真「さっむ！」
あ「ほんとだ、一気に寒くなったね。」
店を出ると、頬をかすめる冬特有の冷気。
今年はいくら暖冬とはいうても、夜は肌を刺すような寒さで、一気に吹き込んできた寒さに身を縮こませた。
真「A、早速やけどマフラー使ってもいい？」
俺は丸首のセーターを着てたから、首元が寒くて、思わず身震いする。
それにAがくれたマフラーを早く使いたい。
あ「もちろんいいよ。私がつけてあげるね。」
すぐにもらったマフラーを出してAに渡すと、少しだけ背伸びをして俺の首に巻いてくれる。
それまで冷気が差し込んできて寒かった首元が、優しいぬくもりに包みこまれた。
真「めっちゃあったかい！」
あ「この色にしてよかった。
真司郎すっごく似合ってる、かっこいいよ。」
Aが言ってくれるこの言葉が、何よりも嬉しい。
真「Aは？使わへんの手袋、」
これからイルミネーションを見に寒空の下を歩くし、と思って声をかけるけど。
あ「使わせてもらうよ？だけど今は大丈夫。」
真「…今は？」
外寒いし、今使わんでいつ使うん？なんて思ってると、予想もしなかった事を言ってきた。
あ「今は、真司郎のあったかい手があるから大丈
夫。」
そう言って、俺の手をきゅっと握って微笑む。
その仕草と言葉に、胸がキュンとした。
ほんまずるいな、Aは。
いっつもそうやって俺の心を掴んでくる。
そんな可愛いこと言われたら、もう何もいえれんくなるやん。
真「もーこの可愛い奴め！」
繋がれたAの、また少しだけ冷たくなった手を包み込むように握って、俺のコートのポケットに一緒に突っ込んだ。
あ「あったかいね。」
嬉しそうに笑うAが、可愛くて、愛しくて。
外なのも忘れて、触れるだけの口づけを落とした。
あ「真司郎、不意打ちはずるいよ…。」
その瞬間、真っ赤に染まる顔と、照れたように笑うA。
いつまでも変わらない、そんなところが大好きや。
真「可愛いAのほうがずるい。
あとでもっとたくさんしような。」
あ「…うん///」
まだ顔を赤く染めたままのAと、ポケットに入れた手を握りしめて、イルミネーションに向けてゆっくりと歩き出した。
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさん、いつも温かいお言葉ありがとうございます。本編とはまた違うお話をかけて私自身楽しかったので、また機会があれば書きたいなと思います(*^_^*)これからも心がほっと暖かくなるようなお話を書けるように頑張りますね！ (2019年8月20日 20時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 番外編もいつもほっこりさせてもらってます。まりぃさんのペースでこれからも続けていってくださいね！ (2019年8月19日 20時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ゆりなさん» 温かいお言葉嬉しいです(;_;)これから先さらにお待たせする事があるかもしれませんが自分のできる範囲で頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(;_;)わー私に会ってみたいだなんて…そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» マイペースいつ聞いてもいい言葉ですね(;_;)ありがとうございます、これからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かおりさん» ありがとうございます！温かいお言葉嬉しいです。お待たせする事が多くなるかもしれませんがこれからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年12月23日 15時
