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あなたside
「じぃじばぁば！ただいまー！」
「おかえりゆい。蛍はたくさん見れたかい？」
「うん！たっくさんいたよ！」
家へと着くと、早速2人に蛍のことを話しているゆい。
「ゆい、スイカあるけど食べる？」
「やったぁたべる！スイカだいすきー！」
「じゃあお手手、洗いにいこうか」
いそいそと家へ上がり走っていくゆいを見送ったあと、私も中に入ろうとするけど、玄関でじっとして動かない真司郎に気付いた。
あ「真司郎どうしたの？入らないの？」
何かあったのかと声をかけると、口を尖らせて
訴えかけるような表情をした真司郎は。
真「ゆい……好きな子おるん」
と言った。
さっきの帰り道で話していた事が引っかかっているらしい真司郎。
あ「さぁ、どうだろうね？」
真「…まさかボーイフレンドおらへんよな？！
そんなんまだ早い！！」
あ「真司郎…ちょっと落ち着いて笑。
もしいたらどうするの？」
真「え…へこむ……」
あ「へこむって笑。
いつだったか日高さん言ってたじゃない。
早いうちから覚悟しといたほうがいいって」
真「そんなんできるわけないやん〜。
まだ3歳やで？
パパ大好きー！って言うてたのに…」
さらに肩をガックリと落とす真司郎に笑いが込上げてくる。
ゆいを溺愛してる真司郎だから、そりゃショックを受けるのはわかるけど。
でも遅かれ早かれいつかはゆいも恋をして、誰かと結ばれるわけだし…。
まだぶつぶつと不満そうに何かを呟いている真司郎を隣で見ながら、溜息1つ。
あ「ゆいの事だけでこんなになってるのに、もう
1人増えるとなると、パパまた心配事が増え
ちゃうねぇ？」
私は自分のお腹を撫でながらポツリと言えば、真司郎の目線が私のお腹に集中したあと。
真「……へ？A、今なんて言うた？」
あ「ふふ、」
真「…え？え？！」
あ「さ、私もスイカ食べよっと」
真「A？！え、それってまさか？！」
それだけ告げてそそくさと私も中へと入っていけば。
真「ち、ちょっと待ってA！
ゆっくり！ゆっくり歩いてって！！」
事を理解したらしい真司郎は慌てて後ろからついてくる。
こんな伝え方するつもりじゃなかったけど、真司郎の気が逸れたみたいだし、まぁいっか。
来年は4人で蛍を見に来ようね、真司郎。
fin.
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさん、いつも温かいお言葉ありがとうございます。本編とはまた違うお話をかけて私自身楽しかったので、また機会があれば書きたいなと思います(*^_^*)これからも心がほっと暖かくなるようなお話を書けるように頑張りますね！ (2019年8月20日 20時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 番外編もいつもほっこりさせてもらってます。まりぃさんのペースでこれからも続けていってくださいね！ (2019年8月19日 20時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ゆりなさん» 温かいお言葉嬉しいです(;_;)これから先さらにお待たせする事があるかもしれませんが自分のできる範囲で頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(;_;)わー私に会ってみたいだなんて…そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» マイペースいつ聞いてもいい言葉ですね(;_;)ありがとうございます、これからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かおりさん» ありがとうございます！温かいお言葉嬉しいです。お待たせする事が多くなるかもしれませんがこれからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年12月23日 15時
