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あなたside
あ「ママ、蛍さんが何で光るのか、ゆいに話して
なかったよね」
「うん」
「蛍さんが光るのにはね、色んな意味があるんだ
よ」
「…いみ？」
あ「そう。蛍さんが光るのはね、私はここにいる
よ、僕はここだよって、他の蛍さんに知らせ
る為に光ってるんだって」
そこから私は、3歳のゆいにわかりやすいように言葉を噛み砕いて話すことにした。
「ほたるさん、めがみえないの？」
あ「ううん、そうじゃなくてね、蛍さんはママや
パパ、ゆいみたいにおしゃべりができない
の」
「そうなの？」
あ「うん、だからね、この光を使って蛍さん同士
ここにいるよって教え合ったり、お話してる
んだって」
今もゆいの浴衣にとまっている蛍は、不規則な点滅を繰り返していて。
するとどこからか飛んできた違う蛍が、またゆいの浴衣にとまった。
「ママ、またほたるさんきた！」
あ「きっとたくさんいる蛍さんの中から、この
蛍さんの光を見つけて、会いに来てくれたん
だね」
「みんなおんなじようにひかってるのに？
どうしてわかるの？」
あ「ここで光ってる蛍さんはみんな同じように
見えるけど、実は光り方は1匹ずつ全部違う
みたいなの」
「そうなの？」
あ「うん」
真「これだけたくさんの蛍がおっても、ちゃんと
見分けることができるって、蛍ってすごいよ
な」
隣で同じようにゆいと同じ目線でしゃがんでいた真司郎が言葉を付け足してくれる。
あ「うん、ほんとにすごいよね。
こんなにたくさんの蛍の中から、会いたい蛍
を見つけちゃうんだもん」
「ほたるさん、かしこいんだね！」
私の話した蛍の話を理解できたらしいゆいは、にこにこ笑顔を見せると。
浴衣にとまった2匹の蛍を見ながら
【ほたるさん、あえてよかったね！】
【どんなおはなししてるの？】
と楽しそうに話しかける。
しばらくするとゆいにとまった2匹の蛍は、お互いの存在を知らしめるかのように光りあったあと、連れ立つように草むらに向かって飛んでいってしまった。
その様子を見ていたゆいは
「ほたるさん、バイバイ！
はなれちゃだめだよ！」
飛び立つ蛍にそんな言葉をかけて手を振る。
そこからまた私達は、幻想的な光景をしばらく眺めていた。
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさん、いつも温かいお言葉ありがとうございます。本編とはまた違うお話をかけて私自身楽しかったので、また機会があれば書きたいなと思います(*^_^*)これからも心がほっと暖かくなるようなお話を書けるように頑張りますね！ (2019年8月20日 20時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 番外編もいつもほっこりさせてもらってます。まりぃさんのペースでこれからも続けていってくださいね！ (2019年8月19日 20時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ゆりなさん» 温かいお言葉嬉しいです(;_;)これから先さらにお待たせする事があるかもしれませんが自分のできる範囲で頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(;_;)わー私に会ってみたいだなんて…そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» マイペースいつ聞いてもいい言葉ですね(;_;)ありがとうございます、これからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かおりさん» ありがとうございます！温かいお言葉嬉しいです。お待たせする事が多くなるかもしれませんがこれからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年12月23日 15時
