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あなたside
お祭りを堪能していると辺りは夕暮れから日が落ちて暗くなりつつあり。
蛍が見れる場所はお祭り会場から少し歩いた川沿いだから、今から行けばちょうどよさそう。
あ「ゆい、そろそろ蛍見に行こっか？」
「うん！ほたるさんみたい！」
あ「ここからまた少し歩くけど、歩けるかな？」
「ゆい、あるけるよ！」
まだまだ元気いっぱいなゆいと再び手を繋ぐと、お祭り会場をあとにして歩き出した。
蛍が見れる場所は、人里離れた山に近い静かな川沿い。
土地開発が進んでいるものの、地元の人達が蛍が住める環境は残さないといけないと、ずっと大切に守ってきた場所にある。
10分ほど歩くと辺りはすっかり暗くなり、ここも蛍を見に来た人達でいっぱいだ。
土手を降りて目線を川のほうへと向けると、
川に沿って覆い茂る草むらに、ほのかな無数の光が見えた。
「このひかってるのが、ぜんぶほたるさん？」
あ「うん、そうだよ。たくさんいるね」
所々で光を放つ蛍をしばらく見つめていたその時。
少し強めの風が吹いて、草に止まって光っていた蛍が一斉に飛び立ち、辺り一面に一瞬にして幻想的な光の絨毯を作り上げた。
その光景を目の当たりにした人々からは、歓声にも似た声が上がる。
真「……すご」
「うわぁっ…！」
もちろん、この2人からも。
真「俺、こんなん見たん初めてやわ」
あ「私もこんなにすごいの見たの、初めてかも…」
「ママすごいね！きれいだね！」
あ「うん、とってもきれいだね」
蛍を初めて見たのはもちろん、こんなに幻想的な光景を目の当たりにしたゆいはとても嬉しそうにしながら、光の絨毯をじっと眺めている。
辺り一面を照らす幻想的な光に目を奪われていると、不意にゆいが私の手をくん、とひく。
何かあったのかと暗い中ゆいに目線を合わせるようにしゃがみ込むと
「ママみて！ほたるさんがきたよ！」
その声にゆいを見ると、ゆいの浴衣にとまった1匹の蛍が。
「ピカピカひかってるね！」
言いながらその顔は、興味津々といった感じ。
ゆいくらいの子供って、虫を怖がったり嫌そうにしたりしそうだけれど、ゆいはそんな素振りを見せることなく、どちらかというと嬉しそう。
すると
「ねぇママ？なんでホタルさんはひかるの？
ひかると、なにかあるの？」
と言った。
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさん、いつも温かいお言葉ありがとうございます。本編とはまた違うお話をかけて私自身楽しかったので、また機会があれば書きたいなと思います(*^_^*)これからも心がほっと暖かくなるようなお話を書けるように頑張りますね！ (2019年8月20日 20時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 番外編もいつもほっこりさせてもらってます。まりぃさんのペースでこれからも続けていってくださいね！ (2019年8月19日 20時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ゆりなさん» 温かいお言葉嬉しいです(;_;)これから先さらにお待たせする事があるかもしれませんが自分のできる範囲で頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(;_;)わー私に会ってみたいだなんて…そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» マイペースいつ聞いてもいい言葉ですね(;_;)ありがとうございます、これからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かおりさん» ありがとうございます！温かいお言葉嬉しいです。お待たせする事が多くなるかもしれませんがこれからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年12月23日 15時
