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真司郎side
その日も定時に仕事を終わらせた俺は、すぐに家へと帰ってきた。
真「ただいまー。」
いつも通り玄関を開けて声をかけ、靴を脱いで家へと上がろうとした時
あ「おかえり、真司郎。」
後ろから聞こえた声に
真「A、ただい……」
愛しいAを抱きしめようと振り向いたその時、俺は言葉を失った。
あ「真司郎？どうしたの？」
真「A？！え？！なん……え？！」
あ「ん？」
真「いや、その髪……。」
あ「これ？今日美容室行くって言ったでしょ？」
真「いや、それは聞いたけど……」
そこには今朝とはまるで違う姿のAがいた。
ついほんの今朝まで長かった髪は姿を消して、
今目の前にいるAは肩にかかるくらいの
長さで、まるで出逢った頃くらいの姿に変わってしまっていた。
その姿に呆然としてしまう俺。
あ「少しだけ切る予定だったんだけどね、
なんだか急に短くしたくなっちゃって。
似合ってない、かな…。」
髪を触りながら俺の様子に気付いたAは、どこか悲しそうな顔をする。
そのことに、はっと意識を取り戻して
真「似合っとる、似合っとるよ！」
と若干早口で言うと、安心したかのようににこりと微笑んだ。
あ「よかった。ご飯できてるよ。」
パタパタとリビングに戻っていくAの姿を後ろから見送りながら俺の頭の中はプチパニック。
え、見間違いちゃうよな…。
それかまさか、夢？
そんな事を思って数回瞬きを繰り返してみたり、ほっぺたをつねってみるけど痛いだけで、夢でもなんでもないことがわかり、少しだけ肩を落としながら俺もリビングへと向かったのだった。
それから目の前の違う姿のAに戸惑いながらご飯を済ませたあと、ソファに身を預けているとそこにマグカップを持ったAが隣に座った。
短くなってしまったAの髪が心のどこかでまだ信じられなくて、じっと見つめていると視線に気付いたAに
あ「真司郎…見すぎ笑」
と笑われてしまった。
あ「真司郎、やっぱり…長い髪のほうが
よかった？」
真「え？！いや、今のも可愛いで。」
あ「ほんとにそう思ってる？」
今のも似合ってて可愛いけど、俺の正直な気持ちは長い髪のほうが良かった。
Aの艶々してて、柔らかい髪を撫でるのが好きだったから。
そんなこと正直に答えていいか迷っていると
あ「どっちがよかった？正直に答えて？」
詰め寄られてしまった。
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさん、いつも温かいお言葉ありがとうございます。本編とはまた違うお話をかけて私自身楽しかったので、また機会があれば書きたいなと思います(*^_^*)これからも心がほっと暖かくなるようなお話を書けるように頑張りますね！ (2019年8月20日 20時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 番外編もいつもほっこりさせてもらってます。まりぃさんのペースでこれからも続けていってくださいね！ (2019年8月19日 20時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ゆりなさん» 温かいお言葉嬉しいです(;_;)これから先さらにお待たせする事があるかもしれませんが自分のできる範囲で頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(;_;)わー私に会ってみたいだなんて…そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» マイペースいつ聞いてもいい言葉ですね(;_;)ありがとうございます、これからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かおりさん» ありがとうございます！温かいお言葉嬉しいです。お待たせする事が多くなるかもしれませんがこれからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年12月23日 15時
