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あなたside
翌日、お昼を過ぎた頃帰ることにした。
あ「じゃあね、お母さんお父さん。」
母「まだ雪降ってるし、気をつけて帰るのよ。」
父「真司郎くんも、ありがとうね。」
真「こちらこそ楽しかったです。
お世話になりました。」
あ「よかったら、私達のところにも遊びに来て
ね。」
父「そうだね、寄らせてもらうよ。
ここにもまたいつでも帰ってきなさい。」
玄関先で話していると、足元にリルちゃんが擦り寄ってくる。
あ「リルちゃん、またね。」
真司郎と2人、頭をひとなでして、実家をあとにした。
✽✽✽✽✽
あ「リルちゃん、可愛かったなぁ。」
真「…猫飼う?俺は犬でもええけど。」
あ「うーん…いい、かな。」
またやきもちやいちゃいそうだし、そう答えると、運転席から私を意味有りげに見つめてくる真司郎。
あ「…なぁに?」
真「いや、なんも?」
言いながらも、その口元は笑っていて。
あ、この顔は私が考えてる事見透かしてる顔だ、とわかって、わざと会話を変える。
あ「ねぇ真司郎、昨日お参りした時何お願いした
の?」
真「俺?俺は今年もAと楽しく過ごせます
ように。
そういうAは?
えらい熱心にお願いしてたように見えたけ
ど。」
あ「私?私も真司郎と一緒だよ。
あとはみんなの事と、あ、あともう一つ。
…聞きたい?」
真「おん、」
あ「あのね…___。」
信号で止まったタイミングで、真司郎の耳元に唇を寄せて囁いた。
私がしたお願い事。
もしかしたらそれは、本当に叶うのかもしれない。
だって、同じような事を初夢でも見たから。
夢の中の私と真司郎は、とても嬉しそうに微笑んでいて、起きた時にとても幸せな気持ちになった。
もしかしたら、予知夢なのかもしれない。
それを聞いた真司郎は、一瞬だけ驚いた顔をしたけれど
真「叶うとええな。」
と言って微笑んでくれた。
もしそのお願い事が叶ったら
私と真司郎はもっともっと幸せに
そして
今よりもさらに絆は深いものになるだろう。
そんな事を思いながら
また新しい1年が始まる。
Fin.
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさん、いつも温かいお言葉ありがとうございます。本編とはまた違うお話をかけて私自身楽しかったので、また機会があれば書きたいなと思います(*^_^*)これからも心がほっと暖かくなるようなお話を書けるように頑張りますね! (2019年8月20日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 番外編もいつもほっこりさせてもらってます。まりぃさんのペースでこれからも続けていってくださいね! (2019年8月19日 20時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ゆりなさん» 温かいお言葉嬉しいです(;_;)これから先さらにお待たせする事があるかもしれませんが自分のできる範囲で頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(;_;)わー私に会ってみたいだなんて…そう言って頂けて嬉しいです! (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» マイペースいつ聞いてもいい言葉ですね(;_;)ありがとうございます、これからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かおりさん» ありがとうございます!温かいお言葉嬉しいです。お待たせする事が多くなるかもしれませんがこれからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりぃ | 作成日時:2018年12月23日 15時