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あなたside
あ「大丈夫だよ、私もさっき来たところだか
ら。」
待ち合わせの時間を、ほんの数分過ぎているだけだし、真司郎は仕事だったんだから、遅れることもあるかもしれないと思っていた。
だから気を遣わせないように言ったつもりが
真「嘘ばっかり。手、めっちゃ冷たいやん。
ほっぺたも。」
私の頬に触れたあと、冷えた私の手をぎゅっと握った真司郎は、はぁーと息を吹きかけて温めてくれる。
その優しさと仕草に、胸がキュンとする。
あ「ばれちゃった。
ほんとはね、早く真司郎に会いたくて
待ち合わせよりも早く来ちゃったの。」
真「そうやったん？
でも俺も、早く会いたくて仕事中ずっと
Aの事ばっか考えとった。」
そう言って真司郎は、嬉しそうな顔をしたかと思えば、今度はじーっと私を上から下まで見つめると
真「A、めっちゃ可愛いで。」
と、にこにこしながら言ってくれた。
あ「ほんと？…可愛い？」
真「おん、毎日可愛いけど、めちゃくちゃ可愛
い。このニットもよく似合っとる。」
あ「嬉しい、ありがとう。」
真司郎が選んでくれたニット、着てきてよかった。
可愛いって言ってもらえて、頬を緩ませていると、
真「…ナンパされへんかった？」
さっきとは打って変わって真剣な顔で真司郎が聞いてくるから、私はきょとんとしてしまう。
ナンパ？
あ「されるわけないじゃない。なんで？」
真「こんな可愛いんやで？
1人で待たせてもうたし、心配になるに
決まってるやん。」
心配って…。
そもそも、今までナンパなんてされたことがない私。
心配なんて、する必要なんかないのに。
だけどこの心配症で、やきもちやきなところも私は好き。
欲を言うなら、ずっといつまでもそのままでいてほしいとさえ思う。
今目の前で、むうとした顔をしてる真司郎が、愛しくてたまらない。
そんな事を思って、さらに頬がゆるゆるになってしまった私を見た真司郎は
真「俺がこんなに心配しとるのに、なんで嬉しそ
うやねん。」
あ「だって嬉しいんだもん。」
私だって、こんなにかっこいい真司郎の事、心配なんだよ？という言葉はいったん飲み込んで
あ「真司郎、お腹空いちゃったな。」
話を逸らすように言ってみる。
真「あー話逸らした。まぁええか。
俺もお腹空いたわ。
店予約してあるし、行こか。」
あ「うん、」
真司郎と手を繋いで、歩き出した。
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさん、いつも温かいお言葉ありがとうございます。本編とはまた違うお話をかけて私自身楽しかったので、また機会があれば書きたいなと思います(*^_^*)これからも心がほっと暖かくなるようなお話を書けるように頑張りますね！ (2019年8月20日 20時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 番外編もいつもほっこりさせてもらってます。まりぃさんのペースでこれからも続けていってくださいね！ (2019年8月19日 20時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ゆりなさん» 温かいお言葉嬉しいです(;_;)これから先さらにお待たせする事があるかもしれませんが自分のできる範囲で頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(;_;)わー私に会ってみたいだなんて…そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» マイペースいつ聞いてもいい言葉ですね(;_;)ありがとうございます、これからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かおりさん» ありがとうございます！温かいお言葉嬉しいです。お待たせする事が多くなるかもしれませんがこれからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年12月23日 15時
