ありふれた幸せ ページ35
真司郎side
あ「なに、この写真…、」
俺のスマホを見ていたAの手が止まり、呟いた。
しまった、渡すんやなかった、と思った時にはもう遅かった…。
真「ど、どれ…、」
見られてしまった事に動揺を隠せず、しどろもどろ、噛んでしまう俺。
あ「こんなの、いつの間に撮ってたの？」
恐る恐るAの手の中のスマホを覗き込む。
というか、俺のやねんけど…。
そこに並んでいたのは、様々なAが写った写真たち。
真「えー、と…ごめん。」
いきなり謝った俺に、きょとんとしたあと、クスクス笑いだしたA。
あ「怒ってるんじゃないよ？
ただ、いつ撮ってたのかなー、て。」
Aは、何かに集中すると、俺が話しかけても気づかない事がたまにある。
やから、さっきパソコンに向かってる時も、集中してたから、シャッター音が聞こえてなかったはずや。
そういう時を狙って写真撮ってたわけではないんやども…。
そこに写っているのは、色んな表情をしたA。
ありふれた日常の中にある、俺が幸せだと感じた瞬間の写真。
特別な何かをしていなくても、Aと過ごす毎日が幸せで、そんな瞬間を写していた。
洗濯物を畳む姿、楽しそうに料理をしてるところ、スーパーで、真剣に食材を選んでいるところとか。
俺の肩にもたれかかって、うたた寝してるところや、幸せそうな顔をして寝てる、寝顔なんかもあったりする。
決してやましい気持ちからじゃなくて、可愛いな、幸せやな、と思って撮ったもの。
愛する人が隣にいてくれて、そんなありふれた毎日が、ものすごく幸せで。
その一瞬一瞬が大切で、残しておきたい気持ちから、写真におさめるようになっていた。
真「俺、Aといれるのが、ほんまに幸せやねん。」
あ「うん、」
真「やから、その…幸せやな、って感じた時、写真
に撮ってた…。」
あ「そうだったんだ、」
真「ほんま、ごめん…」
言ってみれば隠し撮りやもんな…いい気はせんよな、と反省する。
あ「ねぇ、少し見てもいい？」
真「え？ええけど、」
写真をスクロールしていくAは、嫌そうな感じじゃなく、むしろ嬉しそうに見える。
あ「私ばっかり」
言いながら笑い出す。
あ「真司郎の目に私は、こんなふうに映ってるん
だね。」
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさんいつもありがとうございます(^_^)そのお言葉が本当に本当に嬉しいです(T_T)これからも負けずに書き続けます！こちらこそよろしくお願い致します(^_^) (2018年9月16日 20時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ayanoooo__.｡oOさん» お久しぶりです(^_^)ドキドキして頂けてよかったです(^_^)基本イチャイチャな2人なのでこれからもドキドキきゅんとできるお話を書いていけたらなと思います。次の章も楽しんで頂ければ嬉しいです、これからもよろしくお願い致します(^_^) (2018年9月16日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - hokukawaii0802さん» いつもありがとうございます。そんなに楽しみにしていて下さって本当に嬉しいです(T_T)それに何度も読み返して下さり感謝です。これからも無理のないようにしながら更新していきますのでよろしくお願い致します(^_^) (2018年9月16日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - このお話、本当に好きです！これからも、よろしく！ (2018年9月16日 0時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
ayanoooo__.｡oO(プロフ) - 2回目ぐらいのコメントです。いつもドキドキするようなお話を書いてくださりありがとうございます。毎日毎日更新されるのがとても嬉しいです。無理はしない程度に頑張ってください。また楽しみにしてます。 (2018年9月15日 20時) (レス) id: 61c7ef8e65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年8月7日 19時
