予想通り ページ26
西島side
末吉さんが羽交い締めにして、怯んだ隙に、與の手からスマホを取り上げて覗き込むと、そこに写し出されていたのは、案の定ドレスに身を包んだAちゃんの写真だった。
俺は実彩子から少し前に、【ドレスの試着してきたらしいよ】と、Aちゃんが言っていた、というのを聞いていたから、きっとあいつが見てんのはそれに違いないと思ったんだよね。
西「ね？言ったでしょ？」
末「だな、心配した俺が馬鹿だったわ、」
と、写真を見た末吉さんは若干呆れ顔。
試着したって事は、他にもドレス着たんだよな…どれどれ、と写真を横にスクロールしようとしたら
真「見たらあかん！返して！！」
腕を解かれた與にスマホを取り返されてしまった。
西「なんだよ、いいじゃんかよ！」
真「これ見ていいのは俺だけや！
式の時に見れるんやし、それで十分やろ。」
こいつ、他の試着したドレス姿は独り占めしたいってことかよ、どんだけ独占欲強いんだよ…。
末「てかお前、仕事中に見てんじゃねーよ、
ばぁか！」
真「末吉さんやって輝くん見てるやん、」
末「おまっ！なんで知ってんだよ…」
真「やって顔ニヤついとるもん、わかるわ笑」
西「いや、お前の方が顔ひどいよ？
デレデレしすぎでしょ笑」
実は俺も末吉さんがニヤついてるのも知ってたけど、あえて何も言わなかった。
末「てかさ、お前どんだけAちゃん好きなの？
お前の愛重すぎだわ、Aちゃんも大変やなー笑」
隣でケラケラ笑ってる末吉さんに対して、耳を赤くしてる與が面白すぎる。
というか、末吉さんも今更な事言ってるし。
與のAちゃんへの愛が重いのは、わかりきってるやん。
だって…
西「與のAちゃんへの愛が重いのくらい
わかりきってるでしょ。
だって、與の初こ……うぐっ、」
【與の初恋の人なんだから】、と言おうとしたら、與にスーツの首根っこを掴まれる。
真「西島？お前、忘れたわけじゃあらへんよ
な？」
横から鋭い視線を向けられて、口をつぐむ。
そうだ、前に言ったらしばくぞ、て睨まれたんだった。
てかさー、別にもういいじゃん言っても、結婚すんだし。
でもしばかれんのは嫌だ。
なんてこの時は思ったけど…。
つい、ついね、ポロッと言っちゃったんだよね、あの時に。
ごめんな、與笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 240人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさんいつもありがとうございます(^_^)そのお言葉が本当に本当に嬉しいです(T_T)これからも負けずに書き続けます！こちらこそよろしくお願い致します(^_^) (2018年9月16日 20時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ayanoooo__.｡oOさん» お久しぶりです(^_^)ドキドキして頂けてよかったです(^_^)基本イチャイチャな2人なのでこれからもドキドキきゅんとできるお話を書いていけたらなと思います。次の章も楽しんで頂ければ嬉しいです、これからもよろしくお願い致します(^_^) (2018年9月16日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - hokukawaii0802さん» いつもありがとうございます。そんなに楽しみにしていて下さって本当に嬉しいです(T_T)それに何度も読み返して下さり感謝です。これからも無理のないようにしながら更新していきますのでよろしくお願い致します(^_^) (2018年9月16日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - このお話、本当に好きです！これからも、よろしく！ (2018年9月16日 0時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
ayanoooo__.｡oO(プロフ) - 2回目ぐらいのコメントです。いつもドキドキするようなお話を書いてくださりありがとうございます。毎日毎日更新されるのがとても嬉しいです。無理はしない程度に頑張ってください。また楽しみにしてます。 (2018年9月15日 20時) (レス) id: 61c7ef8e65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年8月7日 19時
