繋いだ手10

今後 ページ41

あなたside


日「まずは一緒に住むとこから始めようかっ
　て。ね、千晃ちゃん。」


千「うん、だっちゃん。」


末「へぇいいじゃん。一緒に住んでみてから
　 見えてくる、どうしても受け入れられない部
　 分とか癖とか、あるかもしんねぇしな。」


日「なぁ秀太…変な事言わないでくんない？
　 俺はどんな千晃ちゃんでも大丈夫だわ。」


末「何言ってんの。
　 どちらかというとあんのお前だろ、」


千「だっちゃんそうなの？！」


日「秀太、お前は俺の何を知ってんだよ…。」


そんな話をしながらも、嬉しそうな顔をする2人を見て、少しずつゆっくりと前に進んでいってるんだとわかり、胸の中が温かくなる。


そう遠くない未来に、2人から嬉しい報告を受ける日がくるのかもしれない。


と、1人胸を躍らせた。


そこから話は、みんなの引っ越し話へ。


西「子供が生まれるし、できるだけ環境のいい場
　 所がいいかなとは思ってんだよな、」


末「だな。俺らもそこ重視してる。」


美「近くに公園とかあるとこがいいよね。」


実「ですよね。
　 でも会社から離れすぎても困るかなぁとも
　 思ったり、」


これから家族が増える実彩子達と、子供のいる末吉さんは、子供を育てやすい環境重視。


日「俺達はまだ何も決まってなくてさ。
　でも俺達も、できるだけ会社に通いやすいとこ
　がいいかなとは思ってんだよねー。」


日高さん達は、会社から通いやすいところ重視、といったところか。


それぞれの生活形態に沿った選び方を、なんとなく聞いていると


実「A達は？」


あ「私達？」


実「子供はまだ先にしても、今のところにしばら
　 くは住むの？」


真「とりあえずはそうなるかなぁ。
　 あ、でも今んとこ年内に更新せなあかんね
　 ん。」


あ「そうなの？」


真「おん、やから引っ越したかったら、引っ越し
　 てもええよ。
　 ほんまはそのつもりやったし。」


そういえばそうだ、結婚することが決まって、一緒に暮らそうとなった時。


真司郎は引っ越そうと考えていた事を思い出した。


みんなの話を聞きながら、今後私達にも子供ができた時の事を思うと、
引っ越しを考えてもいいかもしれない、とおもいだす。


というか、みんなも引っ越し考えてるし、なんなら


あ「いっそのこと、みんなでおんなじとことか、
　 近くに引っ越しできたらいつでも集まれる
　 し、きっと楽しいだろうなぁ。」

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