大笑い ページ4
あなたside
自信に満ちた顔の真司郎はボールを持つと、ゲームを始めた。
あ「あーおしい!」
真「なんでやねん!」
狙いを定めてボールを投げるけど、中々入らず、手元のボールは最後の1個になってしまった。
あ「真司郎、頑張って!」
私の言葉に、真剣な面持ちで頷くと、狙いを定めてボールを放った。
何度かバウンドして転がっていき、ドキドキしながら見つめていると、落ちる手前で赤色の穴にボールが吸い込まれていった。
その瞬間
スタッフ「Congratulations!」
スタッフさんが、大きな音で鐘を鳴らした。
あ「真司郎凄い!!」
真「やればできる子やろ?俺。」
ふふん、と得意気な顔。
たかがゲームだけれど、嬉しくて思わず抱き合って喜んでいると
スタッフ「first prize!」
真「Really?!」
あ「真司郎、何て言ってるの?」
真「一等賞やって!」
あ「ぇえ?!ほんとに?!凄い凄い!!」
結果はまさかの一等賞。
そしてスタッフさんが奥から持ってきてくれたぬいぐるみを見て、私達は目を見開いた。
真「Oh my gosh…」
なぜならそれは、巨大な某キャラクターのぬいぐるみだったから。
ぬいぐるみを受け取ると、スタッフさんに親指を立てられ、満面の笑みで見送られた私達は、2人で挟むようにぬいぐるみを抱えた。
真ん中にぬいぐるみを挟んで、顔を見合わせた私と真司郎は、大声で笑い出す。
あ「真司郎、これでかすぎ笑」
真「ほんまやな、まさかこんなでかいと思わんか
ったわ笑」
2人してそのあまりのでかさに、目に涙を浮かべて笑いあう。
ひとしきり笑うと
真「これ、Aと大きさ変わらんやん笑」
あ「たしかに、私と一緒くらいだね笑」
言われて1人で抱えてみると、ちょうど私くらいの大きさだった。
あ「ね、せっかくだし写真撮ろ!」
近くにあったベンチに、真ん中にぬいぐるみを挟んで座ると、ほっぺたに2人でキスをした写真を撮った。
真「あーおもろかった笑帰ろか。」
あ「うん、楽しかったね!」
こうして、私達は車に乗り込み、USJをあとにした。
ホテルに着いて、大きなぬいぐるみを抱えた私達を見たホテルマンに【Good Job!】と同じように親指を立てられ、笑われたのは言うまでもない。
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まい(プロフ) - まりぃさん» そうなんですね!!これから読むのがとても楽しみです♪♪ありがとうございます!!乗り越えましょう!頑張りましょう!!*^^* (2020年4月14日 19時) (レス) id: 633c1755c2 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - まいさん» こちらこそ数ある作品の中から私の作品に出会って下さりありがとうございます(^_^)完結はしましたが番外編を少しずつ書いていますのでよければそちらもお楽しみ下さいね!まいさんもお体お大事にし、なんとかこの状況を一緒に乗り越えましょう! (2020年4月14日 18時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - まりぃさん» 大変な時にこんな素敵な作品に出会えて本当に嬉しくて感謝しかありません。ありがとうございます!!まりぃさんもお体に気をつけてお過ごしください。本当にありがとうございます!! (2020年4月14日 13時) (レス) id: 633c1755c2 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - まいさん» とても嬉しいですありがとうございます!もう完結してしまいましたがこうして温かいお言葉を頂き本当に嬉しいです。長い物語読んで下さって感謝しかありません。今大変な時ですが少しでも日々の癒やしになっていれば幸いです(^_^)これからもよろしくお願い致します。 (2020年4月14日 11時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 最近、今更ですが、AAAにハマって読ませていただいています。登場人物全員が優しくて真っ直ぐで温かい世界観が大好きです。夢小説を読んでいて感動して涙したのは初めてです。主人公を見ていると自分も頑張ろうと思えます!癒しと元気、勇気をありがとうございます!! (2020年4月14日 0時) (レス) id: 633c1755c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりぃ | 作成日時:2018年10月22日 18時