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予感 ページ37

西島side


仕事が早く終わった俺は、1人カフェに向かおうとロビーを歩いていた。


與はAちゃんが終わるの待っとくって言うし、実彩子もまだもう少しかかるって事だったから時間を潰そうと思ってね。


エレベーターを降りて歩いていると、入り口の近くで何やら揉めてる奴らがいる。


ったく、人の会社の真ん前で何やってんだよ、迷惑な奴らだな、なんて思いながらも入り口に向かっていると、見覚えのある2人である事に気付く。


あれって雄大と中島?あいつら人の会社の前でなにやってんの。


遠目から見ながら不思議に思っていると、ちょうど仕事を終えた千晃ちゃんに後ろから声を掛けられた。


千「西島さんお疲れ様です、お1人ですか?」


西「お疲れ様、実彩子達まだ終わってないから
  カェでも行こうと思ってさ。」


それだけ言うと入り口で言い合いをしている2人に目線を戻した時に


千「あれ、あの女の人…この間Aさんを訪
  ねてきた人だ。」


同じく目線を入り口に向けていた千晃ちゃんが呟いた。


西「中島が?…なにしに。」


千「近くまで来たから会いに来たって言ってま
  したけど…。
  西島さんの結婚式にも来てましたよね。」


西「あの2人大学時代の友人なんだよ。」


千「そうだったんですね、ならAさんと
  もお知り合いって事ですよね?」


西「いや、Aちゃんがあいつらに会った
  のは結婚式の時が初めてだと思う。」


與から話には聞いてたかもしれないけど、俺達でさえ会ったのは同窓会が久し振りだった。


だから結婚式以前にあいつらとAちゃんが会ってる事はないはず。


千「そうなんですか?
  2人で出て行ったからてっきり…。」


2人で出て行ったって、Aちゃんと中島が?


西「その時與は?一緒じゃなかったの?」


千「その日與さんは末吉さんと午前中に出掛け
 ていったからAさん1人でしたけど。」


西「…それっていつぐらい?」


千「たしか西島さん達が新婚旅行から帰ってくる少し前だったと思いますよ?」


與がAちゃんの様子がおかしいって言ってた時と同じくらいだ。


與がこの前言ってた話、結局Aちゃんが何を抱えてたのか聞いてないけど、
【Aがあの人がって言った】って言ってたな。


仲が良ければ名前を出すだろうけど、名前を出さなかったって事は、Aちゃんはあんまりよく知らない人。


もしかしたら…。

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設定タグ:AAA , 與真司郎、西島隆弘 , 宇野実彩子   
作品ジャンル:恋愛
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まりぃ(プロフ) - みいちゃんさん» みいちゃんさん、それに関してはネタバレにもなってしまうので多くは言えません…ごめんなさい。続編をお待ち頂ければと思いますm(_ _)m (2018年4月24日 21時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさん、ありがとうございます(^_^)これから先もマイペース更新になりますがよろしくお願いします(^_^) (2018年4月24日 21時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
みいちゃん - 真ちゃんと重なることはないんですね! (2018年4月24日 21時) (レス) id: 4e998a9cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続編楽しみです! (2018年4月24日 20時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - みいちゃんさん» 返事が遅くなりすみません(汗)明日以降に移行しますので引き続き楽しんで頂ければ嬉しいです(^_^) (2018年4月24日 19時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まりぃ | 作成日時:2018年3月29日 14時

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