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あなたside
真司郎に【何か考えとるんやろ】と言い当てられてしまった、ほんと何で真司郎は私の事そんなにわかるんだろう。
顔に出やすすぎ?でも、真司郎から【言ってほしい】って前にも言われてたし、なかなかこんな事話す事もないからきちんと目線を合わせて口に出した。
真司郎は私の中の不安とかを感じ取ったのか、足の間に座らせてくれて抱き締めてもらいながら、話してくれる。
アルバムを捲って仲の良かったという人達の1枚の写真、そこには西島くんの他に2人の男女、真司郎と西島くんに劣ることなく美形な2人が写っていた。
1人の人は笑顔が爽やかな髪を少し立てた男の人、その隣には栗色のウェーブの髪に笑顔が可愛い女の人。
こんな4人が大学内にいたら目立つだろうな、それくらい目を引く4人の写真。
私はその女の人を指差しながら可愛い人だねと言うと、後ろの真司郎は私の肩口に顎を乗せたまま
真「Aのほうが可愛いで。」
なんて言ってくるけど、そんなわけない。
あ「そんな事…。」
真「あんの、Aが一番可愛い。」
照れてしまうけどここは素直に受け取っておこうとありがとうと返した。
あ「みんな…モテたでしょ?」
真「西島とあとこいつ雄大って言うねんけど、
よく告られてたんちゃうかな。」
あ「真司郎も、されてたでしょ…?
だってこんなにカッコイイんだもん…。
それに…彼女…とか。」
言ってしまった。
これだけかっこよくて告白されないわけないし、それに彼女いたよね。
聞きたくない気持ちが大きい反面、けど知っておきたい気持ちもあって、今私の胸の中はぐちゃぐちゃになりつつある。
聞いてしまえばいくら過去の事だとはいえ、やきもち、いや嫉妬してしまうのは目に見えてる、けど、なんて言ったらいいんだろう…うまく言葉にできない。
真「Aが聞きたいんやったら全部話す、
隠し事とかしたないから。
けど無理して聞く必要もないとも思っとる
、でもAの中の不安が少しでもなく
なるんやったら聞いてほしい。」
私の胸の中を見透かしたかのように言ってくれる真司郎に私は
あ「…知っておきたい。」
それだけ小さく呟いた。
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさんいつもありがとうございます、そう言って頂けるのが本当に嬉しいです(;_;)これからもがんばります!! (2018年3月28日 22時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続編も楽しみです。いつも、楽しみに読んでるので、これからも、頑張って下さいね! (2018年3月28日 22時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - みいちゃん☆さん» みいちゃん☆さんありがとうございます!今必死に書いてるんですが私の中で重要な部分なのでかなり時間がかかってしまってます…今日1つは必ずupしますので気長にお待ち頂ければと(TдT)お待たせしてしまいますがよろしくお願い致します(;_;) (2018年3月24日 20時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
みいちゃん☆ - いつも見てます!続きが気になって仕方ないです!早く真ちゃんとひとつになってほしいです!今日はアップしますか?もう読みたくてやばいです! (2018年3月24日 19時) (レス) id: dd4caffcff (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうございます(^_^)頑張って書きますので見守って頂ければと思います(*´∀`) (2018年3月17日 12時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりぃ | 作成日時:2018年3月3日 13時