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真司郎side
中庭でみんなと談笑してる時に雄大と中島が来て少し前に俺の大学時代の友人だってAに言ってあったし、2人にもAの事は話してあったから流れで紹介した。
【写真よりも可愛い】ってそりゃもちろん、俺が好きになったんやし俺の自慢の恋人やし。
Aに何話したの?って聞かれたけど変な事なんて話してへん、どんだけいい子で好きなんか話しただけや。
しばらくそのまま他愛もない事話しとったらそろそろ2人が出てくる時間が近付いてきた。
千「Aさんそろそろ出てくると思います
よ。」
あ「ほんと?」
真「ほな行こか。」
俺はAの手を取って指を絡ませて繋いだ。
大「見せつけんじゃねーよ笑」
真「見せつけてんねん。」
ここには俺らの他にもたくさんの人がおるし、俺の同期も何人かおるから、いくら俺がそばにおっても油断できひん、少し目離すとすぐつかまるからなAは。
真「ほなまたあとでな。」
横のAは笑顔で2人に丁寧にお辞儀をしとるんやけど、そんなとこも好きや。
2人と別れて歩き出した時、Aがなにもないところで躓いた。
あ「きゃっ!」
驚いて咄嗟にAの手を引いて抱き寄せた。
真「A!平気か?てか、ここ何もないで
笑」
あ「普段あんまりヒール履かないから慣れなく
て…。ありがと、真司郎。」
はにかみながら少し顔を赤くした。
末「Aちゃんかわぁ。」
千「與さんかっこい!」
日「與くん目が離せないね笑」
あ「もぅみんなしてやめてください〜///」
そういや初めて会った時の帰り道でも同じ事あったな、あの時も躓いて抱き留めてその時から目離されへんし守ったらなって思ったんやった、なんて事を思い出した。
ほんま目離されへんわ。
そんな事思っとると2人が中庭に出てきて、隣のAはと言うともうすでに瞳が潤み始めとる。
さっきも潤んどったしこの調子やと披露宴の時も確実に号泣するやろう。
やけどこうして素直に嬉しい時に涙を流せるAが愛しくてたまらない。
その姿を見てほんま泣き虫さんやな、なんて笑みがこぼれた。
大「俺等も行くか。」
中「―――そうだね…。」
大「……。」
この時まだ俺は何も気付いていなかった
過去の俺の発言が巻き起こす事にも
ちゃんと俺の気持ちを伝えていれば
Aにあんな事が起こる事も
俺自身のある大きな事にも
何も気付いていなかった―――。
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさんいつもありがとうございます、そう言って頂けるのが本当に嬉しいです(;_;)これからもがんばります!! (2018年3月28日 22時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続編も楽しみです。いつも、楽しみに読んでるので、これからも、頑張って下さいね! (2018年3月28日 22時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - みいちゃん☆さん» みいちゃん☆さんありがとうございます!今必死に書いてるんですが私の中で重要な部分なのでかなり時間がかかってしまってます…今日1つは必ずupしますので気長にお待ち頂ければと(TдT)お待たせしてしまいますがよろしくお願い致します(;_;) (2018年3月24日 20時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
みいちゃん☆ - いつも見てます!続きが気になって仕方ないです!早く真ちゃんとひとつになってほしいです!今日はアップしますか?もう読みたくてやばいです! (2018年3月24日 19時) (レス) id: dd4caffcff (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かなさん» かなさん、ありがとうございます(^_^)頑張って書きますので見守って頂ければと思います(*´∀`) (2018年3月17日 12時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりぃ | 作成日時:2018年3月3日 13時