繋いだ手3

写メ ページ20

西島side


昔の與を知ってる2人からしたらやっぱり驚くよな今のこの変わり様、何度も言うけどほんっと変わったわ。


あんな人前でイチャイチャしたりデレたりする奴じゃなかったし、與から好きだなんて言葉聞いたことないんじゃないの？その当時。


多分今もAちゃんの事考えてるっぽいし、だって顔ニヤついてんだもん。


大「なぁ写メとかねぇの？
　 與がそんな可愛いって言うんだから見てみ
　 たいじゃん？
　 西島の奥さんになる人もさ。」


真「えーいやや。」


こいつぜってぇ最初そう言うよなどんだけの独占欲だよ、しょうがねぇ俺が持ってるの出しちゃお。


西「これが実彩子でこっちがAちゃん
　 ね。」


俺がスマホを開いて見せたのはみんなでいちご狩りに行った時ので、2人で楽しそうにいちごを摘んでる姿とかお互いにいちごを持って顔を見合わせて微笑んでたりする写真達。


大「なにこの2人…レベルたか！」


中「ほんと可愛い人だね。
　 西島くんにはもったいないよ笑」


その中には実彩子が車の中で撮った2人が肩を寄せ合って眠ってる写真も出てきてしまった。


真「は？なんでこんな写メ持ってんねん！」


やべ、実彩子に内緒って言われてたの忘れてた…。


西「なんでだろうね？」


真「盗撮とかほんまやらしーわー。
　 今すぐ送ってや。」


送るんかい！ま、送ってやったけど笑。


大「2人並んで会社いたら目立つんじゃね？
　 てかモテるだろ2人。」


俺らが入社した時にはすでに2人は話題にあがってたし実際2人はモテると思う。


こないだの飲み会でもけっこう見られてたもんなー、同じ部署でも狙ってるやついたみたいだけど、ま、俺らもうすぐ結婚するし実彩子はもう俺のものだし。


西「実彩子はもう俺のものだからいいけど、Aちゃんはなー。」


真「は？Aやって俺のやし。
　 やけどA自分がモテるって自覚ない
　 からな…心配やわー。」


西「こいつの独占欲半端ねえの。」


真「それはお前もやろ、知らん間に同棲しとっ
　 たくせに。」


西「お前らだって変わんねーだろーがよ。」


Aちゃんが引っ越しする時、自分ん家から徒歩10分以内じゃないとあかーんて言ってたやつどこのどいつだよ、探すのけっこう大変だったんだからな。


まぁ？あの時はLAと日本で超遠距離だったし？
心配だったのはわかるけどさ？


大「與ほんとに彼女の事大切なんだな。
　 西島も、なんか羨ましいわ。」

大切な君の事→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す