繋いだ手3

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真司郎side


他愛もない事を話しながらいつしか流れは西島の結婚の話へ。


大「まさかお前が結婚とかさ、俺らもそんな歳
　 かー。」


中「ほんとほんと、招待状が来た時はびっくり
　 したよ。」


西「2人とも来てくれんだろ？ありがとな。
　 3年近く付き合ってたからね。」


そうやった、俺が出張から帰ってきた時に聞いたんやもんな。


大「どこで知り合ったんだよ？」


西「ん？同じ会社だよ。」


大「まじ？いいじゃん俺なんか出会いすらねー
　 わ。」


雄大はキッズ担当しとるらしいし、そらないわなーあっても人妻？それはあかんやろ笑


中「じゃあ真司郎も奥さんになる人知ってるん
　 だ？」


真「おん、仲ええで。」


知ってるもなにもいつも一緒におるからな、それにこいつらが付き合ってへんかったらAともこうしてないかもしれんし。


大「與はいねーの？彼女。」


西「いるよ、超可愛いの。」


真「なんでお前が答えんねん。」


流れ的に聞かれるとは思っとったけどなんで西島が答えんねん、おかしいやろ。


大「なんで西島が答えんだよ笑
　 てか知ってんの？」


西「だってみんな同じ会社だから。
　 俺の奥さんになる実彩子とAちゃん
　 仲いんだよ。
　 実彩子は綺麗系でAちゃんは可愛い
　 系、なー與。」


真「そやな、Aめっちゃ可愛いで。」


俺がそう答えると雄大は驚いた顔をした。


大「與が可愛いとか言うの、珍しくね？
　 てか、初めてきいた…。」


それを聞いた隣の西島はなんか企んだような顔してんねんけど、いらん事いうんちゃうやろな。


西「與Aちゃんの事すっげー溺愛してん
　 の、めっちゃ甘いしデレデレしてるしもう
　 見てるこっちが恥ずかしくなるくらい笑」


言うと思ったわ、さっき釘刺しといたのに意味ないやん。


真「見んかったらええやん、てか見んとい
　 て。」


西「お前が俺らの前でも平気でイチャイチャし
　 てるからだろ。」


真「そやな。」


もう否定せえへん、事実やし。
やってずっとくっついてたいんやもん、しゃあないやん？


中「…そんなに彼女さんの事好きなんだ。」


真「おん好きやで。」


大「うわ、なにお前その変わり様…。」


西「ほんと大学の時の事思ったら驚くだろ？」

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