ドライヤー ページ39
あなたside
あ「あれ?」
お風呂上がり髪を乾かそうとドライヤーを使おうと思ったのにいつものところにないのに気付く。
あれー?おかしいな。
あ、そういえば今日真司郎が掃除してくれてたな、何処かにしまっちゃったのかな?
濡れた髪から雫が落ちないように肩にタオルをかけたまま真司郎がいるリビングを覗く。
あ「真司郎、髪乾かしたいんだけどドライヤー
どこかにしまっちゃった?」
声を掛けると振り向いた真司郎は
真「あ。掃除した時しまったんやった。」
そのままソファから立ち上がった真司郎は私のそばへきて【取ってくるから座って待っといて】と、後ろから肩を押してリビングへ促すとバスルームへ入っていく。
不思議に思いながらも言われた通りにソファに座って待っていると、ドライヤーを手に戻ってきた真司郎はコンセントを入れるとそのまま私の横に座る。
ドライヤーを受け取ろうと手を差し出すとニッと笑い
真「後ろ向いて?俺がしたる。」
え?真司郎が乾かしてくれるの?
あ「大丈夫だよ、自分で出来るよ?」
真「俺がしてあげたいの、ほら早くー。」
となんだか嬉しそうな顔をされてしまい、言われるがまま真司郎に背中を向けて座り直すと、
濡れて前に乱れた髪を後ろから伸びてきた真司郎の手が後ろへ流してくれて、その指先が頬と耳を掠める。
カチッとスイッチを入れるとともに髪を梳くようにしながら風が当てられてるんだけど、その時に首筋に真司郎の指先が掠めてくすぐったくて思わず
あ「ふふ、くすぐったい。」
と言ってしまった。
真「Aくすぐったがりなん?」
なんて真司郎も笑ってる。
そのまま髪を梳かれて時々当たる指先のくすぐったさと当たる温かい風に心地よさを感じながら乾かしてもらっちゃった。
真「はい、出来たで。」
乾かしてもらってさらさらになった髪に触れながら振り返ると笑顔の真司郎と目が合った。
あ「ありがとう真司郎。」
嬉しさからお礼を伝えると隣の真司郎は乾かしてくれたばかりの私の長い髪をくるくる指に巻き付けて遊んだりしてるんだけど、それがまたくすぐったい。
あ「真司郎、くすぐったいってば(笑)」
真「Aの髪ってほんま綺麗よな、柔らか
くてさらさらで。」
と言いながら口を寄せてくる。
真「なぁ初めの頃って髪短かったやん?
なんで伸ばし始めたん?」
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まりぃ(プロフ) - miさん» miさんありがとうございます^_^毎回面白くないんじゃないか…と不安だったので本当に嬉しいです!まだまだ書きたい話が沢山なのでまだまだ続きますが、これからもよろしくお願いしますね^_^またよければ感想お聞かせください(*´∀`*) (2018年2月28日 19時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - もう見ててドキドキしちゃいます(//∇//) 何回も評価おしたいくらいこの作品に恋してます、、、笑 飽きない作品ですごいなあって尊敬します!!! (2018年2月28日 18時) (レス) id: 6ed7446538 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - じゅん@晴さん» じゅん@晴さんはじめまして(^_^)わぁ嬉しいお言葉ありがとうございます。そんな風に言って頂けて本当に嬉しいです(^_^)これからも頑張って更新しますので楽しんで頂けると幸いです(*´∀`*) (2018年2月20日 11時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
じゅん@晴(プロフ) - 初めまして。まりぃさんの作品、とても癒されますし、心がぽかぽかします^ ^ 更新楽しみにしています!頑張ってください☆ (2018年2月20日 10時) (レス) id: 50de3eb8f3 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ゆりあさん» ゆりあさんありがとうございます、凄く嬉しいです(^_^)少しでもドキドキとキュンとときめくお話を届けられたらと思いますので、これからもどうぞよろしくお願い致します(*´∀`*) (2018年2月11日 19時) (レス) id: f415f217df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりぃ | 作成日時:2018年2月11日 13時