異常な世界の優しい少女 (ページ17)

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骨ページ17

……………………

「起きた!(自己申告)」
?「あ、起きたんだね。」

…………(・・;)
起きたんだね、じゃ、ないね、
何故お姫様抱っこされてんだよ。そしてパーカーも掛けられている。
もっとない?こう………何か……

「あの…下ろして?」
?「自己紹介まだだったね、俺はセイ、セイ・サイパー。
好きなように呼んでくれて構わないよ。」

「うっわ話聞いてたー?(白目)」

何の事かな?
とセイは笑う。そしてこれは一体何処に向かっているんだろうか……

ザクッザクッと足音を鳴らし進む

「…………一面雪だね。寒くないの?パーカー、変えそうか？」
ｾｲ「死ぬ程寒いけど大丈夫、人間の方が寒さに弱いんだろ？
後、心配してくれたんだよね、ありがとう。気持ちだけ受け取るよ。」

骨なのに寒いのか、とも思いつつ、実際確かに寒さに弱いから黙る事にした。

しばらく進むと小屋が見えてきた。
そこにはセイと似たような骨が、暇そうに座って居た。

ｾｲ「よぉリョーちゃん(^-^)」
?「その呼び方止めろよ!!何回言ったら分かるんだお前は!!……ってソレナニ?」

ソレって、ナニって、指を指すな我は人間である!!
まぁ、身長は2cm違いで略同じ、緑色の服を着ていて縦に波のうねうねがある。
歯はギザギザで、噛まれたら指一本もってかれる位だ。

私はピョイッと降りて着地する。

「あー私はA、人間だよ。よろしく。」
?「あっ、お、オレはリョク、リョク・クレイだ、
出来るだけリョクや、リョーちゃんとは呼ばないでくれ。」

「分かってるよ、君達は双子?そっくりだけど……」

ﾘｮｸ「そっくりな訳あるかぁぁぁぁぁ!!!」
ｾｲ「本当かい?!そっくりって!!そうなんだよ双子なんだ!!ありがとう気付いてくれて!!」

緑の彼は腹が立っている様だ、青の彼はとても喜んでいる。

変な兄弟だなぁ……