好感度アップ〜貴方視点~ ページ6
レ「…で、ここに来たわけね。」
A「すみません…」
レ「いーや、別いいよ、顔真っ青だし、ゆっくり休憩しな。」
A「すみません…」
ベッドに潜り込んで目を閉じる、さっきのことが瞼の裏に焼き付いて離れない。
A「うっ…」
レ「え、ちょ、大丈夫?」
トラウマが、また、蘇った。
A「やだ…やだやだやだやだ!!」
レ「落ち着いて!ね?」
あ「…よーっす…何生徒いじめてんの」
レ「いじめてないよ?!逆にやられてるほうだよ!生徒に!この子が!」
あ「何、またやられたの?」
目を合わせないように頷く、あろま先生は機嫌悪そうに舌打ちをしていう。
あ「今度は何されたのや」
A「……それは」
え「A?!」
決心して言おうとすると隊長が来た、今回のことを起こした原因が、正直言って顔を見たくなかった。
レ「とりあえず君たちそこに座って、なんでこうなったん?」
昨日の事を言う、あろま先生は予想していたのだろうか、イライラしているようだった。
レ「なーるほーどねーそれはみょう君達が悪いわ、ていうか、付いて行って勝手に家の中に入るとか通報レベル。」
A「はぁ…なんでこんな目に、キヨさん達に会いたくない」
キ「うーん、誰に会いたくないだってー?」
レ「お、キヨ君!やっと来たんかー」
キ「わりっ!」
A「…何でいるの」
キ「悩み相談?」
ふざけるな、私は貴方達のせいでこんな目にあってるのに相談も何もあるか。
A「もういいです、ここに来た私がバカだった、教室に戻る。」
フ「そんなことしたら酷いことされるよ?」
A「いつの間にいたんだよ…別にいい」
そう吐き捨てて教室に戻るとみんなが一斉に黙った、ああ、またこれ?もう慣れたよ、残念。
A「っ…」
机が、椅子が、ボロボロだった、机の中に入っていた読みかけの本も跡形も引きちぎられていた。
A「…ねぇ、みんな分かってるの?この机と椅子学校のだよ?先生に訴えたらここにいる人たち全員が悪いことになるよ?…と言っても、もうバレてるかな。ね、清川先生」
ついて来ていたのだろう、私の後ろにキヨさんがいて、雰囲気がもうおかしい、殺意が半端ない。
キ「おいおい、これはどういうことだ?」
低いトーンで発する声はとても冷たい、そして何度もいうけど殺気がある。
そういうと女子数名が好感度アップのため?わざわざ心配してるような言葉をかけてくる、気持ち悪い、やっぱり人は信用できない。
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作者名:まり | 作成日時:2014年9月16日 10時