体育館まで〜貴方視点 ページ6
少し走りながら私の教室と思われるクラスに入る、2−1か、覚えないと。
教室に入ろうとすると女子の歓声……うるさい、まあ、担任がアレだからな…仕方ないのだけど、そうボーっとしているとキヨ先生から「体育館に移動する前に転校生がいる！まずはそのこを紹介しよう！」と言う提案
が、別に今やらなくても…
「せんせーい、転校生の紹介は入学式でもあるじゃないすかー」
一人の男子が言う、正論だ。
それを言われた先生は反論できないらしい「うっ」と気まずそうな顔をしてこちらを見る。
(やめてください、私は知りません。)
と、目で訴えておく、一応伝わったようだ。
キ「えーっと、なんだ、うん、入学式何時だ」
「まじすか、えっと、数10分後ですね。」
キ「嘘だろ？！おいみんな、とりあえず先に体育館に行っててくれ！」
「投げやりじゃないすか、ちょっと先生」
キ「うん、ごめっ☆←」
「うわーw」
キ「じゃーな、――君。」
そういったあと意味深な笑顔を相手に向けた、相手は驚いた顔で…あまり驚いてない、むしろ睨みつけている、それでもキヨ先生は笑顔でいる、何なんだ、あの人。
キ「―おい、A、生きてるか？」
A「っ？！い、生きてますよ…」
びっくりした、色々考え事をしてボーとしていたのは悪いと思うけど、顔を覗き込むのはやめてくれませんかね、異性苦手、無理、上手く話せない、男子怖いお←
キヨ先生はキヨ先生で何か言ってる、何だろう、もういいや、とりあえず
A「入学式に行きませんかね？」
そう言う、どうやら忘れていたようで焦ったように話しかけてくる、あ、うん、いや、場所は知りません、とりあえず落ち着いて下しあ←
やばい、私もテンションおかしい、落ち着け。
(えっと地図的なのは…あれ、これ…あ、書いてある。よし、一応記憶した、記憶力ないけど←)
私は先生の腕を取る、今は我慢、うん、怖がってちゃダメだ、入学式に出ないとだし。
先生も少し驚いたようで「えっちょ？！」と、声が聞こえたけどまあ、無視だ←
少し早足で歩くとたどり着いた…てか、「「体育館でけぇ…」」
「「あ。」」
二人して二回ハモった、顔を見合わせる、つい吹き出しそうになった、キヨ先生に至っては思いっきり笑っている。
…てかあれ、これ、女子に見られたらやばくね？私はともかくキヨ先生かんきn((← どうしたものか。
キ「なぁ…」
なんか呼ばれたな…そう思い先生の方を向く、先生の顔は…真っ赤だった。
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作者名：まり | 作成日時：2014年9月2日 23時
