あなたのことが好きでたまらないんです (ページ37)

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Episode 29 ページ37

・彼女目線

りょうの家について彼の部屋に入る。

貴「お邪魔しまーす…」

ね「はい、どーぞ。大人しくベッドで寝てろよ？」

貴「うん…ねえ、この布団りょうのにおいする」

ね「変なこと言わないの。俺リビングから色々取ってくるからな」

布団をかぶっていると、疲れているからか、すぐに眠りについた

次に目を覚ましたのは夜のことだった。

ね「うん、熱ちょっと下がったな」

彼は満足そうに私の額を触った。

貴「ん？いいにおいするね」

ね「あ、バレちゃった。おかゆ作ったけど食べれる？」

りょうの手作り？嬉しい！

貴「うん、食べる」

ね「ふーふー…ほら、口開けて」

貴「一人で食べれるよ？」

あーんしてもらうなんて恥ずかしすぎる…！

ね「いいの、やらせて」

結局全部食べさせてもらった。

ね「次は薬だね」

貴「えっやだ」

ね「やだじゃないの、飲まないと治らないよ？デートできないよ」

貴「じゃあ飲む」

うう…やっぱり苦い…

ね「飲めた？」

私はこくりとうなずいた。

ね「えらいえらい」

りょうは優しく頭をなでてくれた。

ね「スポドリ飲む？」

貴「うん、ほしい」

するとりょうはスポドリを口に含んだ。

ね「ん！ん！(訳:く！ち！」

わけがわからず固まっているとりょうは私にキスをしてきた。

ゆっくりと口内に舌が入り込み、隙間からスポドリが入ってきた。

こくりと音を鳴らして飲んだ

貴「ぷはぁ…何するの！？」

ね「Aに口移ししただけだろ」

それが問題なのに…！

私は恥ずかしくて布団を深くかぶった。