あなたのことが好きでたまらないんです (ページ25)

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Episode 22 ページ25

ね「ほら、呼んでみて。りょうって」

貴「りょ、りょう……」

ね「Aよくできました」

そう言ってりょうは頭をポンポンとしてきた。

しばらくして注文した商品が運ばれてきた。

貴「うわ……美味しそう…」

ね「ねー、ちょっと頂戴」

貴「うん！」

フォークで掬ってりょうのお皿に置こうとしたら少し違うという表情をされた。

彼は少し恥ずかしそうに話した。

ね「あーんってして……俺もするから」

彼の口元へ運ぶ。

ね「ん、美味いなこれ」

りょうもパンケーキを切り取って私の口に運ぶ。

口にふわりと紅茶の味が広がった。

貴「美味しい…！」

ね「だと思った。目キラキラしてる」

貴「そうなの？」

ね「うん、また二人で美味しいもの食べに行こうな」

貴「うん！」

……………………………

店を出た。

ね「駅まで手……繋がねぇ？」

素直に手を差し出すと指を絡められた。

すると彼はいたずらっぽく笑う。

ね「恋人繋ぎな」

なんだかくすぐったい感じがする。

恋人らしいことができてる感じがして嬉しいのかな。

駅についた。

ね「今日はありがとな、すごく楽しかった」

貴「私も楽しかったよ」

ね「すごい帰りたくなねえな……もっと一緒にいたい」

貴「私も……だよ」

名残惜しい。

ね「じゃあな、また明日学校で」

貴「うん、バイバイ」

そのまま家に帰った。

今日はすごく楽しかった。

また、一緒にお出かけできたら良いな。