Episode 15 ページ16
練習をする。
ほぼ毎日で、サッカー部のマネージャーの仕事もあるから忙しいけど、ねぎ君と一緒にいれるからすごく楽しいな。
でもずっと南さんから小さな嫌がらせをされてる。
みんなに心配をかけたくない。
そんな一心でずっと黙っているから彼女の嫌がらせはエスカレートしていった。
…………………
南「ねぇ……もうわかるよね?ヒロインの座を譲りなさいよっ」
やっぱりこれが目的だったんだね。
でも。
貴「それはできない。もう決まったことだから。それくらいわかるよね?」
譲りたくないよ。
南「うわぁぁ〜ん(泣)」
どうせ嘘なき。
一応レコーダーで録音していた。
クラスに戻るとみんな気まずそうに私を見る。
ね「おい、俺失望したわ、信じてたのに」
その傍らにはあの南さんが。ニヤリと笑う。
貴「へー、私の話も聞かないで勝手に決めるんだ。もう知らないから、劇もやらないから。勝手にすれば?」
せめてもの抵抗と思ってそんなことを吐く。
屋上に向かって走り出す。
自然と涙が溢れ出す。
もう…いいや。
屋上につく。
あれ、ポケットに入れていたはずのレコーダーがない。軽いと思った。
教室かな。
でも、今は取りに行きたくないや。
も「らしくねーな」
貴「もち君……」
も「俺は見とったよ。なんで本当のこと言わなかった?南にされてること」
信じてくれる人がいた。
それだけでもう嬉しいね。
も「今頃レコーダー聞いてるんじゃないか?あんだけ撮ったんだ、十分だろ」
貴「うん……」
も「Aは悪くねーよ」
私は悪くない。
私はこの言葉が欲しかったのかもしれない。
もち君、ありがとう。
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mari(プロフ) - もち勢女子さん» 了解です! (2018年12月27日 20時) (レス) id: f623ad292b (このIDを非表示/違反報告)
もち勢女子 - もちの物語出して欲しいです! (2018年12月22日 22時) (レス) id: 1560673332 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ありがとうございますぅぅぅぅう(泣) (2018年11月18日 13時) (レス) id: 82f8a7ed5e (このIDを非表示/違反報告)
mari(プロフ) - あんずさん» もちです! (2018年11月16日 19時) (レス) id: f623ad292b (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - フレントと事故チューしてしまったっていうのって有すか? (2018年11月16日 19時) (レス) id: 82f8a7ed5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mari | 作成日時:2018年9月24日 12時