あなたのことが好きでたまらないんです (ページ21)

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Episode 20 ページ21

終わった〜！！緊張から開放されテンションが上がる。

ねぎ君が遠くからごめん、というサインを見せた。

きっとキスシーンのこと。

謝らなくてもいいのに……。むしろ、謝らないで。

他のクラスの出し物も凄かった。

焼きそばや、たこ焼きをゆんちゃんと二人で食べた。

何故かねぎ君とはなんかなぁ……さっきのが恥ずかしすぎて一緒にいれないや。

ゆん「A〜、ごめんっ、私これから委員会の仕事に行かなきゃ、ねぎとでも回ってて！」

ねぎ君の方に押し出される。

ね「1人……？」

貴「うん……」

ね「なぁ……一緒に回らねぇ？」

貴「うん！」

好きな人とそばにいれるのってこんな楽しかったっけ…？

二人で写真を撮ったりできて本当に楽しかった。

残るは……後夜祭。

やっぱり好きな人と時を過ごしたくて来た。

ねぎ君はギター(なんとなく決めました)を演奏してて、やっぱり格好良くて。

そんな彼がマイクをとった。

ね「俺には、好きな人がいます！」

私なんか好きになってくれるわけない。

ね「A！上がってきて！」

え、え、え？

ね「俺は！Aの事が、初めてあった時からずっとずっとずっと好きでした！」

嘘でしょ、嬉しい。

ね「俺と、付き合ってください！」

彼はそう言って手を差し出し深くお辞儀をする。その手は微かに震えている。

返事は勿論YESだ。

貴「はいっ！」

手をとって答えた。

引き寄せられて彼の腕の中へ。

皆の歓声が遠くに聞こえる。

耳元で囁かれる。

ね「大好きだよ」

もちろん私も答える。

大好きだと。