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・続きです。
次の日。マネージャーとしての第一の仕事だ。
今日はマサイさんの家に集合。お気に入りのスキニーのデニムパンツと白いロゴTを着た。
あくまでメイクはナチュラルに済ませた。
そして長い髪を後ろで縛った。
うーん……いつもと何も変わらない。せめて毛先をゆる巻きにしていこう。
貴「行ってきます」
そう誰もいないはずのアパートをあとにした。
電車でマサイさんの家に向かう。
ちょうどラッシュの時間にあたってしまって満員電車だった。やっぱりこの感覚は嫌いだ。
とりあえず最寄りの駅まで迎えに来てくれるらしいので待つ。
待ち合わせから10分がすぎた。その時だった。
見るからにチャラい男の人が話しかけてきた。
チャラ男「ねーねーお姉さん。俺らと一緒に遊ばない?近くにいいところあるんだよねー」
貴「いえ、人を待っていますので」
チャラ男「えーでもいないじゃん。こんな綺麗なお姉さんほっとくなんてろくな男じゃないって!さ、行こう」
そう言ってチャラ男は私の腕を掴んで引っ張った。
助けて__。そう思った。
?「あー探したよ」
聞いたことのある声だ。振り返るとマサイさんがいた。
チャラ男「チッ、男持ちかよ……」
チャラ男はそう捨て台詞を吐いて去っていった。
お礼をしないと……。
貴「あのっ、助けていただいて、ありがとうございましたっ!」
マ「いいんですよー、すいません、遅れて」
貴「いえっ」
マ「では、行きましょうか」
そう言ってあるき出す。
何か会話をしないと……。
貴「えっと、今日の企画は何をやるんですか?」
マ「んー……今日は料理をしようかな」
貴「ちなみに何を作るんですか?」
マ「Aさんは何がいいと思う?」
急に名前を呼ばれて焦った。しかも敬語が外れた。
マ「あっ、すいません、困らせてっ。タメ口叩いちゃいましたね」
貴「い、いえっ。タメ口全然大丈夫ですよ」
マ「あっはい。じゃあ……Aさんも。タメ口外して?」
やばいやばい。緊張してきた。顔が微かに熱くなるのがわかる。
マ「だめ?」
こんなイケメンにこんな可愛いお願いされて恋に落ちない人なんていないだろう。
貴「大丈夫……」
マ「良かった!」
そう言って彼はくしゃっとした笑顔を見せた。
これが私がマサイさんに恋に落ちた瞬間だったのかもしれない。
マサイさんの家に着いた。
………………………
文字数の関係で次行きます!
キュンキュンですねぇ←
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せいら/うおたみん(プロフ) - 続編みたいでーす!これからも更新頑張って下さい!応援してます(´∀`) (2019年6月19日 22時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
Hiroko(プロフ) - はじめまして、いつも楽しく小説見させていただいてます。更新も毎回楽しみで、続編も是非見たいので続けていただきたいです。 (2019年6月19日 17時) (レス) id: ff22130a03 (このIDを非表示/違反報告)
mari(プロフ) - ごめんね、r18なった (2019年5月1日 20時) (レス) id: f623ad292b (このIDを非表示/違反報告)
みるく - mariさん» 最高でした!ありがとうございました! (2019年1月20日 21時) (レス) id: 3cfafbdb60 (このIDを非表示/違反報告)
mari(プロフ) - はじめてのりくえすと (2019年1月8日 22時) (レス) id: f623ad292b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mari | 作成日時:2018年8月31日 19時