フィッシャーズ短編集！

ザカオ×記念日 ページ23

・彼氏彼女設定
・彼女目線

今日は彼氏のザカオとの1年記念日。

一応デートの約束はしたんだけどどこ行くんだろうなぁ。

ザ「今日はAが絶対好きなところに行くよー！」

貴「そうなの？嬉しい！」

ザ「ほら、目隠ししてー、車乗るよー」

素直に目隠しをする。

ザ「はいじゃあしゅっぱーつ!」

少しだけコミカルな彼の声に少しだけ笑う。

これからが楽しみで。

車の中では終始私が退屈しないように話したり音楽を流したりしてくれていた。

忙しいのに準備をしてくれていたんだ……そういうとこ本当に好き。

……………………………………

ザ「はいつきました！降りるよ！」

貴「ザカオもなんか楽しそうだね」

ザ「俺も好きだしね、ここ」

しばらく歩く。

ザ「目隠し取ってみ？」

そこにはずっと行きたかった。ディズニーランドの入り口があった。

ザ「喜んでくれる……？」

貴「勿論！」

ザ「ほら、行くよ！」

貴「うん！」

私達は色んなアトラクションに乗って、ザカオの色んな表情を見た。それは確かに私が好きになった要因の一つだった。

閉園時間になった。

私達はシンデレラ城の下を歩いていた。

ザ「ちょっと買いたいものあるからちょっとだけ待ってて！ここから動かないでね！」

彼はそう言って走り出した。

しばらく待つと花火が上がりだした。

貴「一緒に見たかったなぁ……」

ザ「A」

貴「えっ」

振り返るとそこには王子様のコスプレをしたザカオがいた。

彼は私の前まで歩いてきてひざまずいた。

そのまま王子様のように私の手を取りキスをする。

ザ「A、俺はこれから何があってもAのことを守ってみせる。好きでいる。だから……俺と……結婚してください。」

彼はおしゃれできれいな指輪を差し出した。

答えはYESだ。

貴「はいっ」

これからは何があっても彼と一緒に歩んでいく。彼となら絶対に大丈夫だから。

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