【APH】紳士の国のアリス！☆セカンド！！v

夜風の下で ページ20

〜イギリスside〜


他の奴らがうるせぇ。


ちょっと飲んじまったし夜風にでも当たるか。


ベランダに出ると、程よく涼しい風が頬をすり抜ける。



英「はぁ…、気持ちいいな。」



俺は夜空に瞬く星を見つめながら、
しばらく考えこんでいた。



ベランダの手すりに頬杖をつく。


嫌でも思い出される、昼のこと。



…俺がもっとしっかりしてれば、

間に入ってあいつを守ってやれたのにな。



…いや、

守ってやるとか、そんなのは俺の自己満足だ。


本当は

あいつが他の男とキスしてるのを

俺が見たくなかっただけなんだ。



あ”ー、まじで見たくなかった、あんなとこ。

しかも間近で。



英「あ”ー、くそっ…」


？「坊っちゃんは何かお悩みのようだな。」


英「…どっかの誰かさんの所為ってのはお前が1番分かってんだろ。
…プロイセン」



普「おうおう、殺気飛ばしてんなぁ。」



英「当たり前だ。好きな女がキスされてんの見て嫌がらねぇ野郎が何処にいる。」


普「…おめぇはそう言うけどよ、
だったらなんで反撃しない。


…どうせ怖がってんだろ、
下手なことしてあいつに嫌われんのを。

でもな、
動かねぇと嫌われるどころか
感情すら持ってもらえねぇ。


…そんなんじゃ、ほんっとうに取っちまうぞ。」


英「…」


普「まあ、俺としてはそっちのがありがてぇけどよ。

俺は、引き下がらねぇからな。あいつのこと。


…何百年も、恋続けてきた女だからな。」


英「…何百年…？

…なんでお前があいつのこと知ってんだよ。」


普「…

俺が知ってんのは、
あいつであってあいつでない。

…でも確かにあいつだ。」



英「…何言ってんだお前…？;;」←



普「まあ、話してやるよ、


…あいつの前世。」

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