ボトム ページ43
幼フェリ｢うっ、うう〜泣ｸﾞｽﾞｯ、ｸﾞｽﾞｯ｣
幼ロヴィ｢あーもう、だらしねぇ、泣くな！！ﾎﾟｺﾎﾟｺ
…ほら、痛いの痛いの飛んでけーこのやろー！！｣
幼フェリ｢うっ、うっｸﾞｽｸﾞｽ｣
幼ロヴィ｢しょうがねぇな…
ほら、これなーんだ！！｣
幼フェリ｢ヴェッ、…クッキー……？？｣
幼ロヴィ｢向かいのアンリおばさんに貰った！
お前の分もあるから、
擦りむいたとこ洗ってばんそーこー貼って、
ちゃんと手も洗ったら一緒に食べるぞ！｣
幼フェリ｢……うん！
ヴェー、ありがとうお兄ちゃん///❤((ｷﾞｭｰｯｽﾘｽﾘ｣
幼ロヴィ｢Σなっ、やめりょカッツォ！！///;;｣
俺はお兄ちゃんが世界一大好きだった。
ーーー
幼フェリ｢ヴェ、あれ……｣
家に入ろうとすると、
隣に引っ越しのトラックが来ていた。
幼フェリ｢お引越し！お隣に誰か来たんだ！
どんな人かな、お兄ちゃん！｣
幼ロヴィ｢知らね、きょーみねぇ｣
？｢あ…｣
幼フェリ｢！！｣
？｢あの……君らはこの家の者か……？;｣
幼フェリ｢う、うん//;｣
？｢俺は隣に越してきた者だ…
宜しく頼む//;｣
あんなに大好きだったはずなのに、
その子の名前は今ではもう、
何故だか思い出せない。
ただ俺はその子を、 “ 神ちゃん ” と呼んでいた。
少し年上の神ちゃんは、
不器用でなかなかの強面だったが(笑)、
何かあると助けてくれて
俺はすぐに彼が大好きになった。
……一方兄ちゃんは、
何故だか神ちゃんとは
一向に仲良くしようとしなかった。
そしていつの間にか、
俺は兄ちゃんとではなく神ちゃんと
兄ちゃんは近所のアントーニョ兄ちゃんと
一緒にいるようになっていた。
二人の間には、知らぬ間に｢溝｣が出来た。
ーー
そして４年前のある日___
俺が出先から帰ると、家がヤケに静かだった。
ドサッ……
フェリ｢___兄、ちゃん……？？;;;｣
玄関を開けた途端、目に映ったのは
最近昼も夜もなかなか見かけなくなったはずの兄の姿と、
その後ろで倒れた使用人
一面真っ赤な部屋に
倒れている両親や使用人たちだった。
兄ちゃんはゆっくり振り返りながら俺に言う。
ロヴィ｢おかえり、フェリシアーノ｣
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青蝶(プロフ) - なおさん» ありがとうございます（歓喜）皆様の暖かい御支援が励みになっております(_ _) (2015年8月28日 11時) (
レス) id: 99c48319eb (このIDを非表示/違反報告)
青蝶(プロフ) - なおさん» なんてこった／(^o^)＼ぱんなこった＼(^o^)／のほうですか？ｗ (2015年8月28日 11時) (レス) id: 99c48319eb (このIDを非表示/違反報告)
なお - すっごくいい作品ですね！ (2015年8月28日 2時) (レス) id: 51bdff1220 (このIDを非表示/違反報告)
なお - 題名がw (2015年8月28日 2時) (レス) id: 51bdff1220 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - がんばれ！！！ (2015年8月21日 22時) (レス) id: 4ef3f00aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青蝶 | 作成日時：2015年5月9日 22時
