【APH】彼の方は吸血鬼*.２

クラッシャー ページ39

アーサー｢〜〜っっ！！｣




フェリ｢すっごくいい顔…((ﾂー…｣



アーサー｢っ！｣



俺は動けず、気づくとフェリシアーノに
ナイフでゆっくりと頬を切られていた。



ゆっくりと血が流れてくる。




フェリ｢もっと見せて…？((ｶﾞﾁｬ、ﾌﾞﾙﾙﾝ…




もっと…((ﾌﾞﾝｯ｣




アーサー｢ﾊｯ;;;;｣




フェリ｢もっと地獄に堕ちてよ！！黒((ガッッ…！！｣





アーサー｢っっ((ﾌﾞｩﾝ…｣




パァンッッ…！！




咄嗟に出した保護の魔法陣で、
なんとかチェーンソーを食い止めた。





フェリ｢どうしたの？ぼーっとしちゃって…ｸｽｯ


…あーあー、弟くん、死んじゃったねぇ…(ｸｽｸｽ｣



アーサー｢っうっせぇ、死んでねぇ…！！;;｣



いつもより中途半端な魔法陣だったので、
魔法陣を出した左手は
チェーンソーの衝撃で少し、血が滲んでいた。




フェリ｢まぁ君の弟のことは俺にはどうでもいいよ、

俺が遊びたかったのは君だから…♪｣



アーサー｢はぁ…？;;｣



フェリ｢君、強いらしいじゃん♥

偽善ぶってウサギの血しか飲まないような、
弱い雑魚はいらない｣




アーサー｢ほー、それで張り切って
シャツまで替えてきたわけか｣




フェリ｢ん？いや、俺、
いつも狩りの時は白い服しか着ないんだ。



だって、真っ赤な血が映えるでしょ…？ﾆｺ｣




アーサー｢お前…;;｣




フェリ｢なーんか君もさ、動揺しちゃってるみたいだし、
あんまり大した感じしないけど…


ま、せっかくだし楽しませてよ♪｣




ガッ


パン！



アーサー｢な…、おい｣



ッパン！



アーサー(くそ、早ぇし…！！


アルのことが頭から離れなくて…


調子が出ねぇ…！！)



フェリ｢ほらほら、どうしたのさ？


もっと楽しませてくれないと…((ﾌﾞﾌﾞﾌﾞ…｣




アーサー｢っるせー、Aはどこやった…！((ﾌﾞｩﾝ｣



フェリ｢教えるわけないでしょー？♪


まだ君の血を浴びたりないし。



ほら早く、浴びさせて…




___喉の渇きが止まらないんだよ((ガガガ｣




アーサー｢っ！｣




ザァッ((ｸﾞﾗｯ



チェーンソーで切られた木が、俺の上に落ちてきた。



ドサァァッッッ！！！




アーサー｢っつ…｣



なんとか避けると
そこにまたチェーンソーが襲ってくる。



ガッ…！！


ズザザッッ…！！



衝撃を受け、俺は軽く地面を吹っ飛んだ。

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