【APH】彼の方は吸血鬼*.２

グラス･ロワイヤル ページ37

〜アルside〜



アル｢くっそ、Aはどこだ…？｣



あのcrazyな男もムカつくけど、
今はAを探し出すのが先だ。



俺がもうちょっとしっかりしていれば
攫われなかったのに…！！




アル｢…Aー、返事をしてくれ！！｣




…この声が聞こえても、
返事なんかできないかな。



あの男はAの居場所を簡単にバレないように、
何か対策をしているだろうから。



この辺に声の届かないような場所って、どこだろう…


きっとそういう所にいるはずだ。



Aがいそうな場所を
特定しようと考え込んでいて、
後ろから忍び寄る影に気が付かなかった。



ﾌﾞﾙﾙﾝﾌﾞﾙﾙﾙﾝ…





フェリ｢＿＿＿見ぃつけた｣




ザッッッ…！！




アル｢ッッ…！！！｣




背中をチェーンソーで切られ、
激しい出血の痛みとともに

俺はその場に崩れ落ちた。




〜アーサーside〜



ザワ…



アーサー｢…アル…？;;｣



なんだか、森がいやな空気になった気が…
胸騒ぎもするし…



アーサー｢やっぱりあいつを見つけて一緒に___((ﾋﾟｸ



…*アルの…匂い…？｣




___割と近くにいる___？





…なんだか、早くアルに会った方がいい気がする




〜アルside〜




フェリ｢…ごめん、お前には興味ないんだよね｣




アル｢〜ッッ…！！！;;;;

くっ、はっ…！！;;;;(しまった___！！)｣



フェリ｢…弱っ｣



痛みに耐えると、次第に息が上がる。



アル｢ッッは、俺の…チェーンソー！！？;;;;


なん、で…
ちゃんと、持ってたはずっ…！！｣




フェリ｢…俺の下僕ちゃんたち、
馬鹿だけど結構有能でさ？

幻覚とか見せちゃったりできるんだよね｣



アル｢幻っ、覚…！？;;｣



フェリ｢うん。

まぁ俺、自分でもナイフ持ってるけど、
お前のチェーンソー使ってみたくてさ？

全〜〜然気づかなかったから、貸してもらっちゃった♪

でもあそこまで気づかないって……
お前も相当馬鹿なんじゃないの？｣



アル｢っ、うる、さ…！！｣



フェリ｢ｸｽ…
あんまり動くと、血ィ出ちゃうよ？？｣



アル｢っは、っっ…！！｣



俺はなんとかよろよろと、立ち上がった。



フェリ｢…へぇ、立てるんだ〜！
お前にはそれもムリだと思ってた！ﾆｺ！｣


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( *言ω言o[ ミニ講座 ]o[∂]ω[∂])

*ヴァンパイアは嗅覚、聴覚などが優れている(設定)。
野生のような。

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