タンニン ページ25
『…アルはあいつと違って優しいのね。』
アル「ええ?笑そんなことないよ。」
『あるよ、見てれば分かる。』
アル「そうかい?笑」
アルは少しはにかんだ。
『…そういうところ、好きよ。』
アル「!///;
どうしたんだい、急に//。笑」
『好きだなぁって思っただけ。^^
冷たくないし。』
アル「…俺は、普通の人間として生きようとしてるだけだよ。
別に優しくなんかない。」
アルの顔がなんだか寂しそうだった。
『…アルは普通だよ、
だから私も一緒にいるの。』
アル「!…ありがとう。(*´罒`*)」
『…でも、こんなに倒れてる子がいたら
貴方達の正体までバレそうで、なんだか怖いわ。』
アル「…大丈夫だよ、バレないように何とかする。
そうやすやすと捕まってなんかいられないからね。
俺にはまだ“君を愛したい”っていう
願望があるから。」
ちゅっ
アルは私にキスすると、またその子を抱きかかえた。
保健室へその子を連れて行った後、
本田さんの正体を話した。
アル「じゃあ、鬼について調べようか。
参考になりそうな文献あるかな?」
『そんなのある?聞いたことないよ』
アーサー「お前が知らないだけで結構あるんだよ」
『ビクッ!;;;;』
いきなり声を聞き、
思わず飛び上がってしまった。
アーサー「…なんだよ。
…まさかまださっきの引きずってんのか?」
私が自分を怖がっているとことを
面白そうに笑いながら眉毛が近づいてくる。
『来ないで…!!』
さっきの人を焼く発言を思い出せば思い出すほど
寒気がする。
アーサー「そーんなに怯えなくていいだろ。ニヤニヤ
…あ、いや、俺はそっちのが面白いかも」
アル「…はぁ、俺の彼女を苛めないでくれ。」
アーサー「ちょっと遊んでるだけだ、そうカッカするな」
アル「彼女はそんなつもりはない」
アルが私を自分の後ろへ隠してくれた。
アーサー「いやー、でも
これから面白くなりそうだな」
『ビクッ』
アル「君ねぇ…
はぁ、とりあえず今日は帰ろうか」
『あ、私教室にバッグが…
先に帰って』
アル「俺待ってるよ」
『いいの。
お願いだから帰って』
アル「…君がそういうなら帰るけど…
気をつけるんだぞ」
『ええ』
私は1人でバッグを取りに行った。
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青蝶(プロフ) - なおさん» ありがとうございます(歓喜)皆様の暖かい御支援が励みになっております(_ _) (2015年8月28日 11時) (レス) id: 99c48319eb (このIDを非表示/違反報告)
青蝶(プロフ) - なおさん» なんてこった/(^o^)\ぱんなこった\(^o^)/のほうですか?w (2015年8月28日 11時) (レス) id: 99c48319eb (このIDを非表示/違反報告)
なお - すっごくいい作品ですね! (2015年8月28日 2時) (レス) id: 51bdff1220 (このIDを非表示/違反報告)
なお - 題名がw (2015年8月28日 2時) (レス) id: 51bdff1220 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - がんばれ!!! (2015年8月21日 22時) (レス) id: 4ef3f00aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青蝶 | 作成日時:2015年5月9日 22時