エカレ ページ23
菊「あー、面白い。
全く、貴方達は本当に“馬鹿”ですね。」
グサッ→アーサー、A←グサッ
何気に馬鹿を強調された。
菊「まぁ、なるべく妖力は
出さないようにしていましたが…
少し気が緩んでしまいましたかね。
何故わかったんです?」
アーサー「…ロッカー治すとき。
機具に電流を流したろ。
火花が散ったの見て、確信したんだよ。
お前が人間じゃないとな。
それにお前が機具を持ってきた部屋の扉は
自動扉で、授業以外は閉まってる。
あの時、授業はやってなかった。
でも、電気が流れれば入れるだろうなぁ?
他にも、お前の行動を見た限り
いいタイミングでやってきたり、
目を離せば2秒でいなくなってたり。
妖力を出さなかった?
よくそんなことが言えるなぁ?ニヤッ」
菊「ほぅ、そこまで観察されていたとは。
そしてなかなかの推理力…。
アーサー・カークランド…
貴方は侮れないようですね。」
アーサー「フッ、まぁな。」
菊「まぁ、私も貴方とアルフレッドさんが
ヴァンパイアだということは気づいていましたが…」
アーサー、A「!;」
菊「貴方達は隠しきれていない。
特に貴方、血なまぐさいんですよ。」
アーサー「…」
菊「おおかた夜中に外を歩き回って、
お食事会でもしているのでしょう。
アルフレッドさんは充分に
血を飲んでいないようですが。」
アーサー(…そこまで…;;)
菊「早い段階でバレてしまいましたね…
もう少しAさんと話したいと思っていましたが…」
ぎゅっ
ちゅっ
本田さんは私を抱き寄せ、額に口付けた。
『ひっ!?;;;;』
菊「今日はお暇しましょうか。」
フワッ…
アーサー、A「!;;;」
地面に足がつかない。
私を抱えたまま本田さんが浮いている。
アーサー「おまっ、離せよっ…」
菊「ああ、はい、どうぞ。ポイッ」
ドタッ!
アーサー「う゛わ゛っっ!!;;;;;;」
本田さんに離され、私は眉毛の上に落ちた。
アーサー「いってー…;;;;」
『…ごめん…;;;;;』
アーサー「ハッ、待て!
お前は結局何なんだっ…!!」
菊「おや、私ですか?
そうですね、私は…」
両手の人差し指を立て、
頭の横にくっつけて言った。
菊「
『鬼』
とでも、言っておきましょうかね。ニコッ」
ブワッッ
アーサー、A「うわっっ!;;;;」
本田さんは、強風とともに消えた。
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青蝶(プロフ) - なおさん» ありがとうございます(歓喜)皆様の暖かい御支援が励みになっております(_ _) (2015年8月28日 11時) (レス) id: 99c48319eb (このIDを非表示/違反報告)
青蝶(プロフ) - なおさん» なんてこった/(^o^)\ぱんなこった\(^o^)/のほうですか?w (2015年8月28日 11時) (レス) id: 99c48319eb (このIDを非表示/違反報告)
なお - すっごくいい作品ですね! (2015年8月28日 2時) (レス) id: 51bdff1220 (このIDを非表示/違反報告)
なお - 題名がw (2015年8月28日 2時) (レス) id: 51bdff1220 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - がんばれ!!! (2015年8月21日 22時) (レス) id: 4ef3f00aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青蝶 | 作成日時:2015年5月9日 22時