I hate you【ツイステ】

2滴 ページ3

私の人生に色が付き始めたのは私が此処、

ナイトレイブンカレッジに入学してから私の人生に色が付きはじめた。
正直、男子校の紅一点でチヤホヤされるのも悪くなかった。寧ろそれが安心した。

わたしが必要とされているのが嬉しかった。

でも、この前の入学式から私の人生の色が黒色に染まりつつあった。

異世界から迷い込んだらしいユウちゃん。最初は男だと思ってた。でもよくよく見ると胸があった。
私とは違って、身長は高く、胸もそこそこあった。所謂、モデル体型。

私は最初は憧れた。こんな低身長でひんぬーだから。

そして最初は気軽に話した。フレンドリーで話しやすい子。気配りが上手。
私とはかけ離れた、落ち着いた声でゆっくりと話す。いかにも女子という感じがする。

それが皆を虜にさせたんだと思う。
私には話しやすくても、気配りは出来ないし、女子とはあまり思えないタイプの人間だ。


そこからして皆はユウちゃんに話しかけるようになった。
そして、私への扱いが雑になった。

ハーツラビュルの人はお茶会に誘ってくれなくなった。
サバナクローの人はマジフトのマネ業の誘いをくれなくなった。
オクタヴィネルの人にはモストロ・ラウンジで働く誘いがなくなった。
スカラビア寮の人は絨毯に乗せてくれなくなった。
ポムフィオーレ寮の人には化粧をされなくなった。
イグニハイド寮人はゲームをすることを断られた。

唯一の救いはディアソムニア寮だ。



でも、こんなことをされるということは、誰からも必要とされていないんだね。

私は夕焼けが美しい空をぼーっと見つめていた。

ﾎﾟﾀｯﾎﾟﾀｯ

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