Dearest (ページ4)

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2話ページ4

光に伊沢さんに会ってみない？と言われ、1週間。

その時は断ってしまった。

今日は早めに講義が終わって、久ぶりにTQCの集まりがあるのでTQCが使用させていただいている、教室に来ていた。本当は図書館に行こうかと思ったんだけど、気分が乗らずこちらに来ていた。

しばらくすると、一人やってきた。

？「ん？誰かいる？」

あれ、この声．．．テレビで聞いたことがある．．．。

　
そう、思った矢先のことだった。

？「あっ、先客か。どうしたのこんな早くから。」

先週光が言っていた、伊沢さんだった。

『あっ、えっと今日ははやめに講義が終わったのでここでレポートを書いていました。
　邪魔になるようなら私、時間になるまで出ますけど．．．。』

伊「全然かまわないよ。ところで君って、光ちゃんといつも一緒にいる子？」

『ええ。そうです。』

伊「名前教えてよ！」

『えっ。いいですけど、すんごい突然ですね(笑)
　えっと文化一類の2年の高柳Aです。
　よろしくお願いします。』

伊「Aちゃんね。」

光「こんにちわ～！A、お待たせ！
　あっ伊沢さんもいたんですね！」

伊「おっ光ちゃん。
　俺もさっき来たばっかだよ。Aちゃんにも何もしてないよ(笑)」

光「そういうと何かしたように思えますよ(笑)」

伊「それもそうだな(笑)」

仲良さげな二人。私に入るすきもなくただ何もできず、座っていた。

光「あっ、ごめんね、A。」

『全然いいよ！積もる話もあるでしょ？私のことは気にしないで。』

伊「あっそうだ。まだ集合までは時間があるし、近くのカフェでお茶でもしようか。」

光「いいですね！いきましょう！」

『私もですか？』

伊「当たり前だろ。さあいこーぜ。」