第2章 ヒーローが二人 ページ11
あの一件以来、猛くんとは一度も会っていない。
いや、会ってはいるけど
どれも私の一方認知。
彼はいつも後ろの怖そうな人を引き連れていて
とても近づけるものではない。
「A！」
下校時間になり校舎を出ようとすると
今井先輩が声をかけてきた。
「先輩！
あれ、谷川先輩は…？」
「あぁ…、先に帰ってもらったんだ。
今日サテン行かないか？
お前に聞きたいことがあってな。」
明らかにおかしい。
いつものテンションではなく
どこか不安げな、そんな表情だった。
「今日ですか…。
実は予備校に忘れ物をしてしまって
先に行って待っててもらえますか？」
「おう…。」
何か深刻な悩みなのだろうか。
理子さん関係かな。
とりあえず先輩が元気ないのは紛れもない事実なわけで
私は急いで予備校に向かった。
「あった！」
忘れていた教材を取ると
急いでサテンへと向かう。
今井先輩…行くまでに力尽きてなければいいけど。
「ねぇ、そこのおさげちゃん。」
小走りで大通りを通過しようとすると
後ろから聞きなれない声がして
でもおさげって私だよなと思いつつ振り返った。
「三橋と伊藤って人知らない？」
そう言い放った男性は
不敵な笑みを浮かべた。
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M.rara(プロフ) - 卵さん» コメントありがとうございます。今井さんは男気がすごくてかっこいいですよね。素敵です！ (2018年12月28日 13時) (
レス) id: ba3327fb3e (このIDを非表示/違反報告)
M.rara(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 相良さん素敵ですよね！相良さんも三橋さんと同じように描かれていない中学時代に何かあったのかもしれませんね。 (2018年12月28日 13時) (レス) id: ba3327fb3e (このIDを非表示/違反報告)
卵 - 今井さんがカッコイイです！相良もいいけど今井さん素敵！！！ (2018年12月28日 8時) (レス) id: db533c903d (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 相良様今日から俺はの中で一番大好き格好良過ぎ 溺愛されたいって思う位好き(ドラマ終わったら相良様ロスになりそう)相良様本当は悪い人じゃないと思う何か理由があってあんなになったように見えた (2018年12月24日 0時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M.rara | 作成日時：2018年12月23日 22時
