四十二 ページ44
A目線
平助「ほら！Aも飲めって！」
「飲めないって、平助君臭いよ」
平助「はぁー？」
島原についてすぐに酔ってしまった平助君が私にお酒を飲まそうとする
雪村「平助君‥‥、ほどほどに、ね」
沖田「土方さん、もう飲まないんですか？」
土方「嗚呼‥‥」
土方さんは少量でも酔ってるよう
嗚呼と言いつつも飲んでいるけど……
ズキッ
その時突然横腹が痛んだ
雪村「Aちゃん、どうしたの？」
「ちょっと、風にあたってくるね……っ」
雪村「私も行こうか？」
「い、いい、1人になりたいから」
沖田「………………………………」
斎藤「………………………………」
部屋から出て、横腹を見ると、包帯が赤く滲んでいた
傷が開いてる……
「……………………っ」
どんどん広がっていくそれを見つめていると、痛みも大きくなった
なんとか止めようと手で抑えるがシミ出て手に付いてしまう
「どうしよう……っ痛い」
もうこれ以上はみんなに迷惑かけたくない
自分でどうにかしなきゃ…………
「ハァ……っハァ……」
抑えても止まらない血にどんどん私は焦ってしまい(今でいうパニック状態)
手が震えてしまう
ガタッ
ビクッ
山崎「A……何をしている」
「……な、な、なんでもない」
山崎「その様子だと何でもないことはないだろう」
「う、ううん……っ」
山崎「な、何故泣いている？！」
「……違う‥‥っ、血が……っハァ‥‥っ痛い」
山崎「？！見せろ……！！」
丞君が無理やり私の手を掴み着物を捲ると
山崎「傷が……開いてる……っ」
「ハァ……ハァ……ッ」
山崎「立てるか？！」
「……っ分からない……」
そう言うと丞君は私を横抱きにしてみんなの所へ戻った
山崎「土方副長！Aの傷が開いてしまったので、屯所に戻る許可を！！」
土方「何？！」
沖田「大丈夫なの？！」
山崎「血が止まりません……っ
もしかしたら、屯所に戻ってる時間もないです！」
だんだんと私の意識が遠のいていく
どうしよう……丞君の着物に……血が……
君菊「Aはんをこちらへ……」
土方「なに？」
君菊「Aはんは小姫の名で島原にいた身……
うちにも助けさせてください
山崎はんは医療を心得ているようなので、こちらの部屋で手当を……」
近藤「すまない！頼む！」
山崎「はっ！」
この時既に私は意識を飛ばしていた
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音 - 斎藤さんと沖田さんがすごくかっこよくて。続きを楽しみにしています。 (2018年7月17日 17時) (
レス) id: 89f56691f5 (このIDを非表示/違反報告)
mariena0330(プロフ) - 帰蝶さん» ありがとうございます！！頑張ります、 (2016年2月12日 19時) (レス) id: d1b88b8e56 (このIDを非表示/違反報告)
燐ﾀﾛ - 続きが気になります。更新楽しみに待ってます(゜∇^d)!!(゜∇^d)!! (2016年2月11日 9時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
帰蝶 - 続きが楽しみになりました！更新頑張ってください！応援しています！ (2016年2月10日 23時) (レス) id: de1b720ec3 (このIDを非表示/違反報告)
mariena0330(プロフ) - 夜天ちゃんさん» 楽しみにしてください！！更新頑張ります！コメントありがとうございます！ (2016年2月8日 22時) (レス) id: d1b88b8e56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mariena0330 | 作成日時：2016年1月26日 11時
