三十八 ページ40
斎藤一目線
夕飯の時間になってもAが広間に来なかったため俺は気になり部屋へ行った
物音しない部屋に俺は声をかけた
斎藤「A、夕食の時間だ」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
斎藤「何があった?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
斎藤「入るぞ」
襖を開けると、布団にくるまるAがいた
斎藤「何かあったのか?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
何も話さないAにしつこく聞いても、負担になると思い、俺は飯だけ置いて部屋をでた
広間に戻る途中、総司に会った
斎藤「総司、Aのとこへ行かなくていいのか」
総司「‥‥まあ、Aちゃんの事だから、僕が行った所で、すぐ何かを話すとは思わないけど‥‥‥‥‥‥、って、こっちに戻ってきた一君の顔がそう言ってる」
斎藤「総司、お前は、Aが毎晩毎晩泣いてるのを知っているか」
総司「‥‥っどういうこと?」
流石の総司でもそれは知らなかったか
斎藤「おそらく、母親の事だろう」
総司は確か、Aは殺された所を見たといっていた
総司「そっか‥‥」
斎藤「前に、お前が1人で抱え込むことはない、と、声をかけて置いたが、実の母親の殺される所を見てしまったあいつにはこんな言葉は気休めにもならんだろう。」
総司「そうだね、僕達が何かを言ったところで、Aちゃんの傷は塞がらない‥‥」
斎藤「一ついっておくが、かと言って、Aを見捨てるな」
総司「そんなことするはずがないでしょう」
俺の言っている意味が総司には分かっているのか。
心配だが。
総司はおそらくAの事を異性として好いているだろう‥‥
斎藤「そうか」
そう一言残し、俺は広間へ戻った
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音 - 斎藤さんと沖田さんがすごくかっこよくて。続きを楽しみにしています。 (2018年7月17日 17時) (レス) id: 89f56691f5 (このIDを非表示/違反報告)
mariena0330(プロフ) - 帰蝶さん» ありがとうございます!!頑張ります、 (2016年2月12日 19時) (レス) id: d1b88b8e56 (このIDを非表示/違反報告)
燐タロ - 続きが気になります。更新楽しみに待ってます(゜∇^d)!!(゜∇^d)!! (2016年2月11日 9時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
帰蝶 - 続きが楽しみになりました!更新頑張ってください!応援しています! (2016年2月10日 23時) (レス) id: de1b720ec3 (このIDを非表示/違反報告)
mariena0330(プロフ) - 夜天ちゃんさん» 楽しみにしてください!!更新頑張ります!コメントありがとうございます! (2016年2月8日 22時) (レス) id: d1b88b8e56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mariena0330 | 作成日時:2016年1月26日 11時