三十二 ページ34
原田「お、おお千鶴、ちょっといいか?」
突然巡察から帰った原田さんに呼ばれ、返事をする
雪村「あ、原田さん、お帰りなさい」
原田「嗚呼、ちょっと聞きてえことがあるんだが‥‥Aって屯所にいるよな‥‥?」
何か怪訝な顔で聞かれ不思議に思ったが
雪村「はい、自室で寝ていますよ‥‥というか‥‥拗ねてます‥‥困笑」
原田「‥‥ほんとか?」
複雑な顔をして聞いてくるので何かあったんだろう
雪村「あの、何かあったんですか?」
原田「いや‥‥な、巡察中、Aによく似た奴が町を歩いててな‥‥それが、もうすげえ似ててよ‥‥まさかあの土方さんが外出許可を出したようにも見えねえし‥‥ん、まあ、部屋で寝てるなら安心だな」
そういえば、よくよく考えてみたら、部屋で、布団は見たが、Aちゃん自身は見ていない‥‥
雪村「あ、あの!もう一度Aちゃんを‥‥」
平助「嗚呼、千鶴!A知らねえ?
用があるから部屋行ったんだけどさぁ、誰もいなくてさ」
原田雪村「?!」
原田「なに?」
平助「なんか妙に布団が膨らんでたからよ、寝てんのかと思ったら、誰もいねえし」
そんな‥‥じゃああれは私の勝手な勘違い‥‥!
原田「千鶴、行くぞ」
平助「お、おい、そんな慌ててどうしたんだよ」
原田「Aが勝手に外出した可能性がある」
平助「はあ?!探さなきゃやべえじゃん!」
原田「嗚呼、下手したらまた長州に‥‥」
そんな‥‥私のせいで‥‥
原田「千鶴、決してお前のせいじゃない、それに今はそんなこと考えてる暇じゃないだろ、探しにいくぞ!」
雪村「はい!!」
Aちゃん‥‥、どうか無事で‥‥!!
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音 - 斎藤さんと沖田さんがすごくかっこよくて。続きを楽しみにしています。 (2018年7月17日 17時) (レス) id: 89f56691f5 (このIDを非表示/違反報告)
mariena0330(プロフ) - 帰蝶さん» ありがとうございます!!頑張ります、 (2016年2月12日 19時) (レス) id: d1b88b8e56 (このIDを非表示/違反報告)
燐タロ - 続きが気になります。更新楽しみに待ってます(゜∇^d)!!(゜∇^d)!! (2016年2月11日 9時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
帰蝶 - 続きが楽しみになりました!更新頑張ってください!応援しています! (2016年2月10日 23時) (レス) id: de1b720ec3 (このIDを非表示/違反報告)
mariena0330(プロフ) - 夜天ちゃんさん» 楽しみにしてください!!更新頑張ります!コメントありがとうございます! (2016年2月8日 22時) (レス) id: d1b88b8e56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mariena0330 | 作成日時:2016年1月26日 11時