二十六 ページ28
藤堂平助目線
Aが見つかってほんとに良かったと思ってる
それに変わらず
布団に潜り込んで動かないAに問いかける
平助「Aー、お腹空かないか？」
そう問うと、バッと布団から顔を出す
「空いた‥‥」
平助「じゃあちょっと待ってろ、お粥作ってやるから！」
そう言って部屋を出ようとすると慌てたようにこう言った
「え、殺す気？」
平助「はぁ？」
「平助君の作るお粥なんて食べたら死んじゃうよ」
平助「んだと」
「平助君料理下手じゃん」
平助「お前に言われたくねえよ」
少なくとも、Aがいなかった間に料理はうまくなったと思ってる
平助「今の言葉撤回させてやるからな」
「‥‥‥‥‥‥分かった‥‥食べるよ‥‥」
その言葉を聞き、部屋から出ると勝手場へ行きお粥を作った
我ながらいい出来だ
平助「A〜出来たぜ〜」
「これ、ほんとに平助君が作ったの？」
平助「ああ」
Aは匙を取ると匂いを嗅いで口に入れた
「ほんとのほんとに平助君が作ったの？！」
平助「なんだよ、そうだよ」
美味しそうに食べるAをみて安心した
「へえ、なんか寂しいな‥‥」
平助「‥‥何がだよ？またここに戻ってきたじゃねえか」
「平助君と言えば料理下手っていうのが印象だったのに‥‥なんか‥‥いつの間にか上手くなって」
平助「お前、さらっと酷いこと言うなよな、少なくともお前よりは上手いから」
「へえ、料理上手い平助君嫌い」
それを聞いて俺をまだ食べ途中の膳をとった
平助「じゃあ食べなくていいよ！」
「え、うそうそうそ、美味しいです、食べさせてください、料理上手い平助君が大好きです、なので、お膳を膝にまた戻してください、お願いします」
平助「棒読みじゃねえか‥‥汗」
仕方なく膳を戻すとまた美味しそうに食べだした
それを見ると自然と頬が緩んだ
懐かしいやり取りに、変わらないAに、きっと安心したんだ‥‥
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音 - 斎藤さんと沖田さんがすごくかっこよくて。続きを楽しみにしています。 (2018年7月17日 17時) (
レス) id: 89f56691f5 (このIDを非表示/違反報告)
mariena0330(プロフ) - 帰蝶さん» ありがとうございます！！頑張ります、 (2016年2月12日 19時) (レス) id: d1b88b8e56 (このIDを非表示/違反報告)
燐ﾀﾛ - 続きが気になります。更新楽しみに待ってます(゜∇^d)!!(゜∇^d)!! (2016年2月11日 9時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
帰蝶 - 続きが楽しみになりました！更新頑張ってください！応援しています！ (2016年2月10日 23時) (レス) id: de1b720ec3 (このIDを非表示/違反報告)
mariena0330(プロフ) - 夜天ちゃんさん» 楽しみにしてください！！更新頑張ります！コメントありがとうございます！ (2016年2月8日 22時) (レス) id: d1b88b8e56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mariena0330 | 作成日時：2016年1月26日 11時
