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私が産まれてから。 ページ2

私はA・S・スリザリン。
なんかすごい人の子孫らしい。
ホグワーツ?の創設者の一人らしい…んだけど
ぶっちゃけそんなのどうでもいいし、めんどくさい。
父上達の前で言うと怒られるから言わないけど。

天下のスリザリン様の朝は忙しい
朝は6時には起きる、っていうか起こされる。
顔を洗って、服を着替えて、早速勉強。
私まだ3歳なはずなんですけど、
まぁそういうところはご都合主義。
とにかく朝から晩まで勉強、勉強、勉強。
………………。
その勉強している場所は、スリザリン邸の地下牢だ。
何故かは分からない。…でも父上達は執拗に私を外に出そうとしない。
理由を知りたいとは思わない。
食事や教養は十分に与えて貰ってるし、身の回りのことはすべてハウスエルフがやってくれるから、苦労もない。
それに、
なんとなく分かってる。
私は異常な子なのだと。
物心がつくのが早すぎるし、普通この年の子どもはこんなところに入れられたら泣いて喚き散らすのが普通だ。
でも私はこの異常な生活に慣れ、それを平然とこなしている。
そしてもう一つ

感情がない。
そう、感情がない。
私は現在進行形で、喜びも、怒りも、悲しみも、苦しみも、空腹も、好奇心も、何もかも、感じたことがない。
まぁでも、こうやって考えられてる時点で、多少なりとも感情があるということだ。
他の子より感情が乏しい、といった方が正確だろう。
…自分語りはこれくらいにして…さっさと勉強しよう、

そう思っていたときだった。

ものすごい勢いで母上が地下牢に降りてきた。
何事かと思い立ち上がった瞬間、上から物凄く大きな音がした。
まともな状況ではない。母上の焦った表情と、先程の物音を聞いて、瞬時に察知した。
母上が言う、
「お逃げなさい。できるだけ速く、できるだけ遠くに。」
逃げ切ったらここに、と渡されたのは
キングス・クロス駅 九と四分の3番線
と書かれた切符。
ホグワーツへ行くための列車の切符だ。
「早く!!!」
と母上が言うと同時に地下牢の冊が崩れた。
それと同時に私は走り出す。
箒を持ち、家から出た。
しばらく走ると、後ろから物凄く大きい爆発音が聞こえて来た。
…私の家だ、直感的にそう思った。
でも、苦しくも悲しくも無かった。
家族が、全員死んだのに。
自分の家が、いきなり爆発して帰れなくなったのに。
私はワクワクして、笑顔で走り続けていた。
改めて自分の無感情さに落胆する。
まぁ、いいや。と思い、
私はキングス・クロス駅へ向かった。

避難場所→←自己紹介・注意書き



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設定タグ:ドラコマルフォイ , スリザリン , 厨二小説   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:まりっぷる🍏 | 作成日時:2023年2月22日 23時

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