Sの継承者 (ページ2)

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やぁやぁ皆さんこんにちは。

私はA・S・スリザリン。
今はホグワーツ列車に乗ってます！

まぁ私はホグワーツに住んでるから(詳しいことはまた今度)列車なんて乗る必要無いんだけど…

アルバスが「仲間達との初対面じゃ！きっと楽しいぞ｡」とか言うから来たのにさぁ!?

全ッ然面白くない！！！
似た様な風景がずーーーーっと続いてるだけ！

…こんなんだったらセブルスに勉強教えてもらってる方がマシだったなぁ…

いやいや！私の特技は楽しく過ごすこと！
てなわけで…私は前々から用意していた「この人面白そう表」を開いた。
『まずまず〜お、マルフォイ家の子が入学するんだっけ。…どうせおんなじ寮になるし後でいっか。』

そこで私はある名前に目を留める。

『……ハリー・ポッター…ね』

闇の帝王を退けたと言われている、通称「生き残った男の子」。

『よし！この子に会いに行こう！』
善は急げって言うしね！

そしてその子のいるコンパートメントを探して列車内を彷徨っていたところ。

ブロンドヘアの男の子が誰かと話している。
気になって通りすがりにちらっと覗いてみた。

そしたらなんとびっくりハリーポッター！と、その隣に赤毛の子が座っていた。

ラッキー、と思いながら話しかける

『ねぇ』
するとそこにいた全員が一斉にこちらを向いた。

そのまま言葉を続ける。
『何話してるの？』

ブロンドの子が言う「君には関係無いだろう？英雄殿の見物なら後にしてくれ。」

『関係あるよ！だって私その子と友達になりたいの。
それに、何か良からぬ雰囲気だったでしょ？何話してたのか気になるんだよね。』

それを聞いて男の子は笑い出す
「聞いたか今の！良かったな！この変わり者が友達になってくれるってさ！」

なんだこいつ。と思いながら視線をハリーポッターの方に向ける。

すると「僕と友達になってくれるの？」と恐る恐る聞いてきた。

『うん！なれたらいいなって！』
ﾊﾘｰ「…！ありがとう！」
ﾊﾘｰ「僕、ハリー・ポッター。」
『よろしくハリー！私はA。…A・スリザリン。よろしく！』
ﾊﾘｰ「よろしく」
隣の子とも同じ様に握手を交わす。
彼はロンというらしい。

「え」
ブロンドの子が目を見開く。
「お前が？スリザリン？嘘だろ？」

『本当だよ。失礼だな。』
ﾊﾘｰ「君、すごい人なの？」
その疑問を聞いてロンが言う
「すごいなんてもんじゃないよ！ホグワーツの創設者の一人だ！」

『…。』
だから言いたくなかったんだ…。