帰り道 ページ6
『ほんまここまででえーで。』
「いや、あかん！もう遅いし、女の子やねんから」
女の子というワードに敏感になってしまう。
きっと、かめむしの口から出てきそうにない言葉だからだ。
成長してんなぁ
『そりゃ自分女やけど、かめむしも心配やわぁ』
かめむしが、なんで？と首を傾げる。
ぎゃんかわ。そーゆうとこやん
『かめむしって可愛いから、女の子と間違われて危なそう。』
すると、ピタッとかめむしの動きが止まった。
『え？なに、最後まで送ってくれる流れじゃなかった！？』
さっきまで女の子扱いしとったくせに！！
思わせ振り男子か、あれやろ。
あの優しくし((
「あのさ、Aはさ」
みや、じゃなくてAで呼ばれるの久しぶりやなー
『うん』
「俺の事、男って分かっとる？」
『いくら可愛いからって、それくらいは分かるわ！』
はぁ、と溜め息をつかれ、私の手をとる。
そして、手と手を合わせる。
『なっ、なに』
「ほら、手だって俺のんがだいぶでかいし。」
指を絡め、ぎゅっと握られる。
見上げるとかめむしの顔。
『あのっ、そんな見られたら照れると言うか、その』
「その？」
にやりと笑って、わざとらしく聞いてくる。
恥ずかしくて俯いていると、いつの間にか手も離れた。
「ごめんごめん、からかいすぎた！」
「でも、俺だって男なんやから可愛い可愛い言われたら、困るねん」
しょぼんとしたかめむしの頭をわしゃわしゃと撫でる。
『ごめん、自分も失礼やった！』
「てか、わしゃわしゃ撫でるとかムツゴロウさんみたいやねんけど！！」
『よーしゃよしゃしゃしゃしゃ』
二人で爆笑していると、女の子二人が近づいてきた。
間違いなく私達に用があるのだろう。
「あ、あの！レイターズのかめむしくんとみやちゃんですよね！！」
リスナーさんか！
「やばい、かめむしさんとみやちゃんデートしとる！！可愛いすぎ！！」
「いや、ほんまお似合いですね！！」
女の子達が目を輝かしてこちらを見る。
ん？デート？
『ちゃちゃちゃいます！！普通に撮影帰りで！！なっ、かめむし！』
かめむしの頬が赤くなっていた。
て.照れとる。
「なんや〜、残念！これからも応援してます！」
ばいばい、と帰っていった。
ごめん、かめむしやっぱ可愛いわ。
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Saiba＠ - もっと続けていちゃつかせてやぁ (2018年7月14日 10時) (
レス) id: 0dabd99002 (このIDを非表示/違反報告)
伊月先輩 - 関西弁の自分って相手に言うんじゃないですか？静岡人だから、分からないけど。 (2018年3月8日 18時) (レス) id: a6b987b476 (このIDを非表示/違反報告)
夕張メロンサブ - まーちんなんて言おうとしたんですか！？ (2017年10月23日 7時) (レス) id: c2aea14ff6 (このIDを非表示/違反報告)
うみゅ - キャラ崩壊全然してへんしクソかわなんで更新応援してます！！楽しみに待っているので頑張ってください！！ (2017年9月7日 18時) (レス) id: f121d2d132 (このIDを非表示/違反報告)
ぴくるす8号車 - サイバめっちゃイケメンですね！更新頑張ってください！ (2017年8月21日 9時) (レス) id: d0fc3bc57c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たかな。 | 作成日時：2017年3月26日 2時
